【北谷】東京・秋葉原で20日に開かれた「U22プログラミングコンテスト2019」で、沖縄県北谷町宮城のインターナショナルスクール「ホープインターナショナルアカデミー沖縄」に通う冨田晴生さん(10)が、最高賞の経済産業大臣賞に輝いた。同賞は約400点の応募作品の中から決勝に残った16作品のうち4作品のみに与えられる。冨田さんは「まさか選ばれるとは思わなかった」と喜んだ。
コンテストは、次代を担うITエンジニアの発掘を目的に、自ら制作したコンピュータプログラミング作品を発表する。
冨田さんは「スクラッチ」というソフトを使い元素記号を覚えるゲームを考案。7段階の難易度別に楽しむことができる。約3~4カ月かけて制作し、「日本語が分からず、耳が聞こえない人でも挑戦することができる」と説明する。
母親の朋美さん(44)の影響を受けて天文学や宇宙工学に夢中になった冨田さん。周期表もほとんど暗記しているという。今後「もっとプログラミングを頑張りたい」と語り、ゲームをさらに進化させるつもりだ。
冨田さんは、受賞を受けて2020年1月24日に表彰式を開催する「BCN ITジュニア賞2020」にノミネートされた。
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