石垣島の繁華街・美崎町で活動する「半グレ」グループのリーダーで、賭博開帳図利ほう助などの罪に問われて公判中の男性被告らが4日、八重山署に「解散届」を提出した。10人のメンバーらが立ち会い、グループの解散と石垣島からの撤退を宣言した。
男性被告は八重山署玄関前で解散届を読み上げ、「長きにわたり地域社会の皆さま方を不安に陥れ、世間を騒がせし多大なご迷惑をおかけしたことを心よりおわび申し上げる」と謝罪した。「県警の集中取り締まりを受け、これ以上世間を騒乱させることは本意ではない」などとして解散・撤退を表明した。
男性被告は報道陣に対して、グループ結成は石垣島で飲食店経営をする関西出身者らのトラブルを防止する目的だったと説明。その上で「(本土でしているような)キャッチ(客引き)がすごく目立ち、他の店の営業の妨げになる行為があった。店でぼったくりに遭ったという通報がたくさん警察にもあったようだ」と話した。
解散届の提出については、「島民の方に安心して生活してもらうために、このような形で発表しようと思った」とした。自身は美崎町で経営していた4店舗を全て閉じたという。
男性被告は今年、労基法違反や傷害などの容疑で5回逮捕された。現在は保釈中。【琉球新報電子版】
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