沖縄県の玉城デニー知事は1日、県庁で緊急記者会見を開き、新型コロナウイルスの感染拡大を食い止めるため、国や地域独自の緊急事態宣言地域と沖縄間を往来する県民や観光客を対象に、那覇空港でPCR検査を受けることができる「空港PCR検査プロジェクト(NAPP)」を開始すると発表した。
期間は3日から3月末まで。インターネットでの事前申し込みが必要で、当面は1日100人、環境が整えば1日200人体制に拡大する。検査費用は7000円(県民は5000円)。午前中の検査は当日中に、午後の検査では翌日中に結果を連絡する。
また玉城知事は県民を対象として安価にPCR検査を受けられる体制づくりも進めていることも明かした。一方、県独自の緊急事態宣言の延長の可否などは国の動向や経済団体などからの意見を聞き、4日に県対策本部会議を開いて方針を決定し、発表する。
玉城知事はNAPPについて「まずウイルスの侵入を防ぎ、医療への負担を軽減することができるとともに、県経済の着実な回復につなげていくことができる」と述べた。
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