糸満市の道の駅で、でっかいサンドイッチを販売していると聞きました。気になるので、ぜひ調べてください。
(北谷町 れんれん)
そのでっかいサンドイッチを販売している場所は、糸満市西崎町の「道の駅いとまん」ですね? それなら、ずいぶん前からうわさになっている「しかまさんど」のことだと思います。調査員もまだ食べたことがなかったので、この機会にぜひいただきたいと思います! それでは調査開始です!
うわぁ~、びっくり!
道の駅いとまんは2009年にオープンし、施設内には「JAファーマーズマーケットいとまん うまんちゅ市場」や「糸満漁業協同組合 お魚センター」があり、新鮮な食材などを求めにお客さんがやってきます。
また、「糸満市物産センター 遊食来(ゆくら)」にはフードコートもあって、うわさのサンドイッチは「木彫館(もくちょうかん)」という店で販売しています。店頭に足を運ぶと、細長~いサンドイッチの写真が貼ってあり、そばに「びっくり~!! しかまさんど」と書かれていました。さっそく代表の仲間真利子さんにお話を伺うと――。
「しかまさんどは道の駅いとまんがオープンしたときから提供しているので、11年になります。一本のパンを使って他にはない特徴あるものができないかな、と思って作りました」とのこと。
仲間さんは試作を重ね多くの人に試食してもらい、さまざまな意見を取り入れて今の形になったといいます。
ちなみに木彫館はもともと同市西崎に店を構えていましたが、細長いパンを使ったサンドイッチは4等分にカットしたものを提供していたそうです。
同店は道の駅がオープンしたときに遊食来内へ移転。当初からしかまさんどの販売を始め話題となりました。
ところで「しかまさんど」というネーミングの由来は?
「知り合いの子どもたちに食べさせようとしたところ、『うわぁー!』と言ってびっくりしていたので、それをヒントに“しかます”と“サンドイッチ”を合わせて『しかまさんど』にしました」。なるほど~。沖縄の人はびっくりしたときに「しかます!」と言ったりしますもんね。
4つの味を楽しめる
さて、いよいよしかまさんどを作ってもらうことになりました。しばらく待っていると、仲間さんが両手で抱えるようにして持ってきてくれたしかまさんどは長さ50センチ! パンの中にはファーマーズマーケットの新鮮な野菜が敷き詰められ、その上に糸満のかまぼこ、沖縄のソウルフードともいわれるポーク卵、そしてハンバーグとボリュームのあるトンカツが並んでいます。4つの味を楽しめるなんて、うれしいですね! しかも8等分にカットしてくれるので食べるにはちょうどいいサイズです。
仲間さんいわく、若い男性は一人で一本、女性は3~4人で分けて食べることが多いそうです。
最後に、一本おみやげにいただいた調査員。まるごと食べてやる! と意気込んでいましたが、ハンバーグとポーク卵、トンカツでお腹いっぱい! あと一つで4つの味を制覇できたのに…。残念でしたが、食べきれない分は調査員仲間に分けました。
パンはやわらかく、ほんのり甘さもあり、それぞれあじくーたーじゃないのがいいですね。あとは食べてのお楽しみ!
(2021年2月11日 週刊レキオ掲載)