ハリケーン被害甚大のヒューストンに夜間外出禁止令――強盗が多発

投稿日: 2017年08月30日 12:00 JST

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逃げ遅れた姉弟を救助するヒューストン警察の警察官
(写真:AP/アフロ)

 

ハリケーン「ハービー」が直撃した米テキサス州では、前代未聞の洪水が発生し、壊滅的な被害が出ている。同州ヒューストンのシルヴェスター・ターナー市長は、現地時間29日夕方、市民に対し同日夜から翌朝までの外出禁止令を発布した。

 

市民の生活を脅かしているものは洪水だけではない。混乱の極地にあるヒューストンでは、警察になりすました人々による略奪や武装強盗が多発しているという。

 

ヒューストン警察は「不要不急の車の運転、またいかなる公共の場所に出かけることも禁じます。現在、銃で武装した強盗の被害が多数報告されています。善良な市民を危険から遠ざけ、犯人の追跡に注力するため、一時捜索および救出活動を休止します」と発表。事態は深刻を極めているようだ。

 

そして「ここはテキサス州。我々はみな友好的です。しかし、武装強盗に関わるならず者を看過するわけにはいきません」と前置きした上で、「絶対にお前を逮捕する。約束だ」と犯人たちに宣戦布告。さらに「賢い人々へ。ヒューストンには来ないで下さい。捕まってしまいますから」と注意を促した。市民の外出、市外からの来訪を禁じたのは、誤認逮捕を防ぐためなのだ。

 

ハービーが上陸して以降、ヒューストン警察は3,500人もの市民の救出と避難を促すことに必死だった。その隙をついて卑劣な犯行を続けている犯人への当局の怒りは並大抵のものではない。

 

今日までに捕まっている14人の強盗については、「非常事態の間は通常より厳しい罰を適用するテキサス州法に則り、彼らは重い刑罰を科されるでしょう。押し入り強盗の場合、平時は2年から20年の刑となりますが、5年ほど上乗せされます」と、地方検事局はプレスリリースで発表。警察も「すぐには太陽を拝めないようにしてやる」と息巻いている。

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