大人が読みたい絵本!絵本カフェでほっこりする

投稿日: 2017年11月15日 17:00 JST

「大人向けの絵本」「大人にオススメの絵本」という言葉を見ることが増えた。
子どもだけのものと思っていたが、どうやら最近では絵本を嗜む大人たちも増えているらしい。
わたしは大人がうれしい絵本を探るべく、奈良にある絵本カフェ「絵本とコーヒーのパビリオン」にお邪魔した。

 

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人間は、広い世界のほんの一部で生きている。
全てを知ることはできない。
世界のどこかには、自分の知らない何かを熱狂的に愛してる人がいる。研究する人がいる。
そんな人が集まると、小さなブームになる。
誰かの世界を、少しだけ覗いてみちゃおう。
それが「うさこの覗いた世界」なのだ……!

 

奈良から徒歩10分。小路からさらに看板がなければ見過ごしてしまいそうな路地を行く。

 

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たまらない冒険っぽさを感じながら路地を進むと、まるで物語にでも出てきそうなかわいいお店に辿り着いた。

 

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ガラガラとガラス戸を開けて入ると、笑顔で迎えてくれるふたり。

 

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パビリオンを営む大西さん夫妻だ。
喫茶を旦那さんが担当。絵本を奥さんが担当する。
もともと「喫茶をやりたいなぁ」と思っていた旦那さんと、趣味の絵本集めが興じて「そろそろ絵本を活かしたいなぁ」と思っていた奥さんのタイミングがばっちりあって、この「絵本カフェ」という形になったらしい。

 

15年近く絵本を集め続ける大西さん。メインは現地で買い付けたチェコやハンガリーといった中欧の古い絵本だ。
「中欧は絵本が盛んだったんです。20世紀後半は社会主義の時代。子どもは国の資産なので、国を挙げてこどもを育てます。本を出すのも国営。絵本つくりは芸術家にとって最も名誉ある仕事のひとつでした」
子どもの道徳を育てる絵本。説教的な内容もあるが、芸術色豊かで何ともかわいい。

 

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ドイツ

 

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チェコ

 

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ポーランド

 

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ハンガリー

 

それぞれ国によって絵柄や色使いが異なるが、どれもびっくりするくらいかわいい。
人物や植物、動物がやわらかいタッチで生き生きと描かれていて、まるで画集のような美しさがある。
ぜひこれを読んで育ちたかった。

 

しかしどこの国でも近代になると、アニメっぽいリアルな絵が増えてゆく。

 

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(ロシア 左:82年代、右:97年)

 

どうしてこうなっちゃったんだろう……。

 

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古い絵本の中には、蛇腹の本もあれば、飛び出す絵本もある。
一口に「絵本」と言っても、ひとつひとつが圧倒的な世界観を持っていた。
これは思わず買い集めたくなる可愛さ……!
中欧まで飛びたい衝動に駆られるほど。
絵本の一部はここで購入することもできるので、それで何とか堪えよう。

 

カフェを始めて、子どもも訪れることから日本語の絵本も増やし、今では合わせて700冊を越えた。

 

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太陽の光がやさしく差し込むあたたかい空間。
なんとこのカフェは旦那さんの手作りだ。
戦前から建っている古民家の天井と床を抜いて解体し、なんと3年という歳月をかけて作り上げた。
絵本が並ぶ棚も、どこもかしこもDIYだそう。
だからこそ木のやさしさを感じる、のんびり落ち着けるこの空間になったんだなぁ……と思わず店内を眺める。

 

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もちろん絵本とコーヒーのお店なだけあって、絵本を読みながら飲むコーヒーもおいしい。
ランチのカレーやケーキも全て手作り。
時々何かをつまみながら、何時間でもいたくなる。

 

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棚にはクリスマスの絵本が並んでいた。
かつて誰もが読みふけったであろう「絵本」。
子どものころ読むのと大人になって読むのはまた違う。
疲れたこころを癒してくれたり、大切なことを思い出させてくれたりするのが大人にとっての絵本だ。

 

海外の絵本の美しさに気付くのも、昔読んだ絵本をもう一度読むのも、新しい絵本に挑戦するのもいい。
日頃いろんなものを抱えなきゃいけない大人にこそ、絵本のやさしさが必要なのかもしれない。

 

 

『絵本とコーヒーのパビリオン』
http://www.pavilion-b.com/
奈良県奈良市今辻子町32-5
営業日:木~日・祝
営業時間:12:00~19:00

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米原千賀子

ライター兼イラストレーター。へっぽこな見た目とは裏腹にシビれる鋭いツッコミで世の中を分析する。人呼んでうさこ。常に今日の夜ごはんのことを考えている食いしん坊健康オタクな一面も。webマガジンNeoLなどで連載中。

公式サイト
https://4bunno1.wordpress.com/
ツイッター
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