銀行が勧める「定期預金と投信のセット」超高金利のカラクリ

投稿日: 2016年05月19日 06:00 JST

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「マイナス金利導入から3カ月たちました。東京三菱UFJ、三井住友、みずほの大手3行やゆうちょ銀行などでは、定期預金でも0.01%という超低金利が続いています。そんななか、1%を超える高金利の定期預金があります。たとえばみずほ銀行では『みずほマネープランセット』、三井住友銀行では『資産づくりセット』と呼ばれる『定期預金と投資信託のセット』商品で、さまざまな銀行が販売しています」

 

そう話すのは経済ジャーナリストの荻原博子さん。『定期預金と投資信託のセット』は高金利のようだが、お得なのか。荻原さんが、みずほマネープランセットを例に解説してくれた。ポイントは2つ。

 

「みずほマネープランセットは預ける総額の50%以上を投資信託にすると、残りの定期預金が金利1.2%になるというものです。かなりの高金利ですが、さらに、初めて投資信託を買う方なら定期預金の金利が5%に、同時にNISA口座も開設すれば6%になります。6%といえば、通常の金利0.01%の600倍ですから、『超低金利で銀行に預けてもお金が増えない』と嘆く方は、飛びつきたくなるでしょう」

 

手持ちの100万円を定期預金にしようと銀行に来た、投資未経験のAさんは「50万円を投資信託にして、残りの50万円が定期預金。金利6%なら1年で3万円!」と皮算用。

 

「しかし、これが間違いやすい1つ目のポイントです。みずほマネープランセットの定期預金は3カ月定期です。つまり、年利6%でも、3カ月間の金利は6%÷12カ月×3カ月=1.5%。Aさんの金利は7,500円ですが、税金が引かれ、実際にもらえるのは約6,000円。その後4カ月目からは、通常の金利0.01%に戻ります」

 

いっぽう、セットになっている投資信託はどうか。

 

「円高株安が進み、投資信託の安全性を心配する方も多いと思います。みずほマネープランセットでは選べる投資信託が60種類以上あり、それぞれ運用方法や目標とする利回り、手数料などが違います。手数料は、購入時に最大3.78%、運用・管理のための信託報酬が最大2.268%、また、解約手数料が必要なものもあります。これら、投資信託にかかる手数料が2つ目のポイントです」

 

Aさんのように50万円で投資信託を購入すると、購入時に最大1万8,900円、信託報酬が1年間で最大1万1,340円かかる。手数料の安いものを選んでも、購入時に1.08%で5,400円、信託報酬が0.648%で3,240円。初めの1年に、8,640円が必要なのだ。

 

「投資信託が、手数料を上回る運用利回りを出せるのかは、それぞれ判断するしかありません。ですがもし、利益を出せなければ、セットの定期預金の金利約6,000円は、手数料で吹き飛んでしまいます。投資信託には、購入時の手数料がかからないノーロードと呼ばれるものもあります。本当に投資信託を買いたいなら、手数料や利益を生む仕組みなどを自分で調べて、納得して買うことをお勧めします。そして、投資するつもりはなく銀行に行ったAさんのような方は、高金利に見えるカラクリをよく考えてください」

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