伊藤美誠選手 “鬼母”明かした4歳からの「7時間訓練」

投稿日: 2017年03月02日 06:00 JST

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「昨年出版した私の著書『子供が夢を確実に叶える方法〜そのために親がすべき29のこと〜』(スターツ出版)のなかで『失敗することはラッキーであると教える』と記しましたが、物事は考えようで。負け=失敗は、今の自分を分析して、ステップアップするチャンスだと考えれば『失敗』ではなくなるんですね。私も美誠も『負けはラッキー。明るい未来への切符』と考えて、これまでも2人で負けを分析することを楽しんできました(笑)」

 

そう話すのは、’16年リオ五輪の卓球女子団体戦で銅メダルを獲得した伊藤美誠選手(16)の母・美乃りさん(41)。卓球史上最年少という記録でつかんだ銅メダル。次世代のエースを作り上げたのは、彼女のコーチも務めたシングルマザーの“執念の子育て”だった。美乃りさんが、母娘卓球“スポ根”ストーリーを明かしてくれた。

 

静岡県磐田市出身の美乃りさんは中学1年から卓球を始め、高校時代はインターハイ(高校総体)、大学時代も全国大会(インカレ)に出場。結婚後はクラブチームで活躍し、’00年10月、長女・美誠を出産した。

 

「両親が卓球をやっていた関係で美誠は生まれたときから卓球と触れ合い、卓球にとても興味を持っていました。そんな美誠が『卓球をやりたい』と言い出したのは2歳の終わりのころ。ただ『何歳だろうと、やるからには本気でやる』『中途半端ではなく、頂点を目指す』が私のモットーですから。『それでもやりたいの?』と何度も聞きました。そのつど美誠は『やりたい!』と」

 

そこで、福原愛選手モデルの子ども用ラケットを買い与え、翌日から近所の体育館を借りて練習を始めた。

 

「練習初日。美誠の卓球を見て『美しい』と思いました。スイングも、足の運びも、球との位置感覚もすべて美しかった。2歳の子とはとても思えませんでした。美誠が4歳のとき『もっと卓球をやらせてあげたい』と思って、新築した家のリビングに卓球台を置くことにしました。それから10歳までの7年間は、まさに『卓球づけ』の毎日。わが家では日々の練習を『訓練』と呼んでいました」

 

幼稚園時代は通園する前に朝の訓練。幼稚園から戻るとお昼ごはんを食べて、お昼寝をしたあと、4時ぐらいから午後の訓練。それから晩ごはんになるのだが、美乃りさんは幼い美誠選手が納得するまでとことんやらせた。そのたため、晩ごはんが8時、9時になることもしばしばだった。そして、晩ごはんのあとは夜の訓練−−。

 

「1日最低7時間は訓練していましたし、美誠が卓球台を離れるのはお手洗いのときだけ。それも3分以上入っていると、お手洗いの戸をドンドンドンと。寝不足の美誠はときどきお手洗いで居眠りをしていましたから(笑)。訓練中の私たちは異常というか、ほかの人が入り込めない状態でした。近所に住む私の両親が、晩ごはんのおかずを持ってきたときも『ここに置いておくよ』と言って帰ってしまった。両親が言うには、鬼気迫る空気で『息ができなかった』そうです」

 

それでも負けず嫌いな美誠選手は「卓球をやめたい」とはただの一度も言わなかった。泣いたことは何度もあったそうだが、それは、うまくできない自分、ふがいない自分に対する悔し涙だったという。

 

「1日の訓練が終わると、私は一転『甘〜いママの顔』に戻るんですね(笑)。私の子育ては欧米風で、何かというとスキンシップするんです。ですから、訓練が終わった瞬間、美誠を思いっきりハグして『大好きだよ』『愛しているよ』。そう言って彼女をねぎらい、『母娘の愛』を確認しました。卓球づけの7年間を振り返って美誠は、私のことを『鬼と一緒にいるような感じでした』と言っていますが(笑)、私は自分のすべてを美誠に懸けていました」

 

’20年の東京五輪に向けての今後を、美乃りさんはこう語る。

 

「私のこれからについては、3年後の東京オリンピックに向けて全身全霊を傾けて美誠を支えていくつもりです。東京オリンピックは人生の通過点。私と美誠にはどんな道が待っているか、今から考えるだけでワクワクします」

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