「安藤選手は試合後、『リンクを使える時間が限られていて、満足な練習がほとんどできなかったから……』と残念そうに話していました」(フィギュア関係者)
11月4日に行われたフィギュアの「東日本選手権」。この大会で、安藤美姫(25)は2位となり「全日本選手権」の出場権を確保した。しかし、この大会での演技は決して彼女自身が満足のいくものではなかった。運命の全日本まで、あと40日。彼女は巻き返しを図ってイタリア・ミラノ近郊のベルガモで合宿することを決めたという。
「安藤選手は、母親と愛娘のひまわりちゃんを連れてベルガモ入りするそうです。閑静な冬のリゾート地にあるリンクで、練習に集中したい意向のようです。現在、安藤選手を指導するリッツォ・コーチは『ミキには“あと5キロほど痩せるように”と指示している』と、話していました」(前出・フィギュア関係者)
実は、安藤にこのダイエット指令を伝えたのは元コーチのニコライ・モロゾフ氏(37)だと、別のフィギュア関係者が明かす。
「リッツォは、もともとモロゾフの下で指導者としての腕を磨いていました。2人は“師弟”のような関係なんです。安藤選手を公私にわたって知り尽くしているモロゾフは、現コーチのリッツォを通じて、彼女に練習のメニューや、技術的なアドバイスもしているのです」
モロゾフ氏は、今季の安藤の演技をすべてビデオで見てチェックし、今後の練習メニューを細かくリッツォ氏に伝えているそうだ。
「モロゾフは、『ミキは、とにかくシェイプアップを!』と強調していたそうです。さらに彼は、安藤選手へ『現役最後の1カ月、死ぬ気でチャレンジしなさい。世界女王になったミキなら絶対にできる。ソチで再会しよう!』とのメッセージや、逆転の秘策をリッツォを通して送っているそうです」(スケート関係者)
安藤が12月21日の全日本直前に出場を熱望しているのが、12月5日からクロアチアで行われる「ゴールデンスピン・オブ・ザグレブ大会」だ。
「『ゴールデンスピン』は、福岡で開かれる『グランプリシリーズ・ファイナル』と同じ期間に開催されます。安藤選手は、全日本のライバル陣が集結するグランプリファイナルの裏で『会心の演技をしてみせる!』と意気込んでいるそうです」(前出・スケート関係者)