6日のモーグル女子で、悲願の表彰台に向けて5度目の挑戦をする上村愛子(34)。夫のアルペンスキーの皆川賢太郎(36)は1月19日、ワールドカップ男子回転で途中棄権。夫婦で目指していたソチ五輪へは、上村1人での出場となった。

 

「皆川さんのソチ五輪出場が絶望的になった瞬間、上村さんは肩を落とし、大きなため息をつきました……」(スキー関係者)

 

一度は引退していた上村は、東日本大震災後に現役復帰した。しかし、体力的な衰えもあって、何度も心が折れそうになったという。そんな妻を励まし続けたのが、夫の皆川だった。

 

「上村さんが何かに悩んでいると、皆川さんは一緒になって悩み、解決法を考えていました。彼女は『夫にはずいぶん救われました。私が苦しんでいるとき、夫のひと言で目の前の霧があたかも晴れていくようなことがありました。雪に埋もれていた道しるべを夫が捜し出してくれたんだ……、と思いましたね』と、感謝の思いを話していましたね」(モーグル関係者)

 

上村は、’09年に結婚した後、皆川姓で試合に出場することも考えた。しかし、’10年のバンクーバー五輪は上村姓で出場。皆川姓で試合に出場したいと言いだしたとき、それを考え直させたのも夫の助言だったという。

 

「“アイコ・ウエムラ”の名前は、女子モーグル界ではトップの選手として世界各国の審判員たちに知られています。世界的に知られた名前で出場したほうが、審判員たちへの印象がいい、と再び妻を説得したようです(前出・モーグル関係者)

 

前回の五輪では日程が合わず、新潟で応援していた皆川だが、今回は試合会場で妻を応援する予定だという。夫の後押しをうけて、上村は白銀に舞う。

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