「琴奨菊は昨年の春場所に比べると、ずいぶん表情が変わったな、と思いました」と語るのは、佐渡ケ嶽部屋の後援会関係者。13日に大阪で初日を迎えた大相撲春場所。大関琴奨菊(32)が所属する佐渡ケ嶽部屋は大阪・松原市にある寺院を宿舎兼稽古場としている。
「昨年は場所前からずっと不機嫌で結局、成績も8勝7敗と、勝ち越すのがやっとでした。それが今年はいつも笑顔で、すごく余裕を感じます。本当に奥さんの祐未さんのおかげですね」(前出・後援会関係者)
新妻・祐未さん(29)は、かつてエルメスジャポンで働いていた才媛。入籍から半年の初場所で琴奨菊は優勝。日本出身力士の優勝は実に10年ぶりという快挙だった。2月27日は琴奨菊の故郷・福岡県柳川市で結婚披露宴を開いたが、会見では夫婦仲良く“琴バウアー”を披露した。相撲記者は言う。
「琴奨菊は勝つために、琴バウアーなどのルーティンを大事にしていますが、祐未夫人との生活も、いまやルーティンの一部になっています」
祐未さんは自宅のある千葉から車を運転して、数日前に大阪入りしたという。前出の相撲記者が続ける。
「祐未夫人は、春場所が終わるまで大阪に滞在するそうです。力士の妻が地方にまでついてくることは、珍しいことです。それも場所前の数日間だけならともかく、3週間近くも付ききりというのは、極めて異例なのです」
祐未さんの「夫を横綱にしたい!」という強い決意が伝わってくる。そして2人の愛の巣は意外なものだった。松原市の不動産関係者は言う。
「宿舎兼稽古場の近くにウィークリーマンションを借りています。ベッドなどの家具付きで賃料は1カ月で約13万円です」
千葉県の琴奨菊の自宅家賃は7万円。それに比べれば“ふつう”な印象だが……、
「実は6畳一間のワンルームなんです。荷物なども置けるように2畳分のロフトはついていますけど」
6畳!? 身長179センチ、体重180キロの琴奨菊と2人で生活するには、狭すぎでは……。少しでも夫の近くにいたいということなのか。6畳一間からの“綱取り”は果たして成功するか!?