(写真・AFLO)
リオ五輪出場を決めた15歳の新星・池江璃花子選手。彼女が話題になっているのは、“広末涼子似”とも言われる、愛らしいルックスもさることながら、その驚異の身体能力のためだ。
「池江選手は、1歳6カ月で逆上がりができるようになり、5歳ごろの保育園時代に、腹筋運動を500回も続けてできたそうです」(スポーツ紙記者)
その能力を開花させたのが、母・美由紀さん(51)だ。彼女は、幼児教室『七田チャイルドアカデミー本八幡教室』の代表を務めている。七田式とは、七田眞の「右脳開発理論」をベースに、子供たちの能力を育てていく教育法。美由紀さんは、勉強熱心かつエネルギッシュな女性なのだという。
「“子供のためには水中出産がいい”ということも何かで読んだそうで、長女・長男そして璃花子さんも、水中出産でした。特に璃花子さんのときは、自宅に助産師さんを呼んで、お風呂に水を張って産んだのです」(美由紀さんの知人)
育児を続けていくなかで、七田式に傾倒した美由紀さんは、フランチャイズ方式で教室も経営。自分の子供たちにも教えた。
「“子供に雲梯をやらせましょう”というのも、美由紀さんの教育方針で、子供たちみんな教室で競い合ったりしたのですが、璃花子さんは幼稚園生のころに5分でも6分でも平気でぶら下がっていました」(前出・美由紀さんの知人)
美由紀さんは昨年、情報番組『スッキリ!!』のインタビューでこう答えている。
「運動が脳の発達を促すという研究がありまして、そのなかで雲梯を紹介していたんですね」
池江一家の教育について、親族はこんなエピソードを紹介してくれた。
「母の美由紀は、幼かった璃花子にたくさんの習い事をさせていました。ピアノ、バレエ、習字、そろばん、百人一首なんかもあったでしょうか。とにかく10種類ぐらいもあったと思いますが、璃花子は好奇心の強い子だったので、どれも楽しんでいたようです。母親としては、興味を示さないものは辞めてもいいという考え方で、最終的に残ったのが水泳だったのです。それに器用な子で、自転車や一輪車も、たった一日で乗りこなすようになったのには驚かされました」
「女子選手は恋愛をすると戦闘モードに入りづらくなる」と、母から恋愛を禁止されているという池江選手。離れているときの母娘のコミュニケーションは、もっぱらLINEでとっているそうだが、母からの“スパルタ指令”はリオ五輪まで続く。