元プロ野球選手の清原和博氏(54)の日本ハム・新庄剛志新監督(49)に対する発言が物議を醸している。
問題の発言が出たのは11月17日に更新された清原氏のYouTubeチャンネル。6日に投稿した動画では新庄監督にエールを送っていた清原氏だったが、4日に行われた日ハムの新庄監督の就任会見を見て「ちょっとイラっとしました」とコメント。
襟の高いシャツに赤いスーツという派手な服装で就任会見に現れた新庄監督だったが、「もうちょっと(服装を)ちゃんとしてくると思ったんですよ。プロ野球の監督になったらある程度ちゃんとしてくる」と不満を明かした。
さらに、
「プロ野球100年の歴史があるわけですよ。(元巨人の)川上(哲治)監督から始まってね。絶対プロ野球のOBたちは口に出さないと思いますけど、みんな嫌な気分になっているのは間違いないと思います」
とも指摘し、球界の歴史を重んじるべきだと苦言を呈した。
いっぽう、新庄監督と対照的に絶賛したのが、中日ドラゴンズの立浪和義監督(52)。
就任会見で、「やはりスポーツマンらしく、ファンの皆さんも見てますし、髪型にしましても、そう言ったことも含めてキチッとした形でスタートしようかなと思います」と所信表明をしていた立浪監督。「茶髪、長髪、ひげ禁止」と、厳しく規律を定めたことも話題になっていた。
清原氏は立浪監督を引き合いに出し、立浪監督が設けた身だしなみに関するルールに賛同。「(身だしなみから)綱を締め直さないと中日は再建できないと考えたんですよ」と絶賛していた。
型破りな新庄監督に苦言を呈した清原氏だったが、動画のコメント欄には、彼の現役時代に言及して批判する声が多数上がっている。
《中日は中日。日ハムは日ハムですから仕方ないですよ キヨさんも相当チャラチャラしてたじゃないですか?》
《キヨ、お前はどういう立場でモノをいっとるんだ。誰がなんと言おうとお前が言うな状態だぞ》
《清原も巨人の暗黒時代に派手なピアス付けてたけどなwww》
実業家の堀江貴文氏(49)も18日、清原氏の発言を受けてTwitterで《「ビジネスの現場ではスーツ着ろみたいな発言が未だに球界って出てくるところが旧態依然とした体質として残ってるって事でチャンスしかない業界だなと逆に勇気づけられますね》と同氏に苦言を呈していた。
「巨人には、“巨人軍は常に紳士たれ”という言葉があります。巨人創設者・正力松太郎が遺したもので、社会人の模範になる行動をとりなさい、といった意味合いです。髪を染めたり長く伸ばしたりすることは好ましがられず、刺青やピアスも推奨されていません。
しかし、巨人時代の清原氏は両耳に大きなダイヤのピアスを付けて試合に臨んでいました。球団の伝統に従わない現役時代の清原氏の姿勢は、OBから批判の対象に。OBになってからも、キャンプに上下真っ白のスーツで訪れるなど、派手なのは清原さんも同じだと思うのですが……」(スポーツ紙記者)
球団の慣習にとらわれず自分のスタイルを貫いた現役時代の清原氏。そんななか新庄監督を批判したことで自分のことを“棚に上げている”と思われてしまったようだ。