■「ただの男女トラブル」と片付けていいのか
スポーツ選手の男女トラブルは、近年のスクープ合戦も相まって私たちの目により入ってくるようになりました。
昨年には、元千葉ロッテマリーンズの清田育宏選手(36)に不倫報道。先日も、横浜DeNAベイスターズの田中健二朗投手(32)の不倫DV報道が出たばかりです。ちなみに清田選手は契約解除されたものの、後に「処分は違法で無効」として球団を提訴。いっぽう、田中投手は「処分は検討していない」と球団からコメントが出ています。
坂本選手のおこないも現時点では「お咎めなし」とのことですが、それに対して批判の声が多数あがっています。
一昔前なら、今回の話もイチ選手の男女トラブルで片付けられていたでしょう。しかし近年は性加害やDV、モラハラといった行為への危機感も高まり、こうしたトラブルに世間は敏感です。
坂本選手の行いは、法的に違法性がないのかもしれません。ただ女性側の好意を利用した無茶な要求は、見方を変えれば“優位的な立場を利用した性的DV”とも言えなくはありません。
示談がすでに成立しているからお咎めなしでコメントもなしというのは、結果だけを見れば正当性があるように感じます。しかしやり取りの内容を見るに、ただの男女トラブルで済ませるには行き過ぎている気がしてなりません。
球団側の対応とあわせて、今回のスクープには野球界の社会的規範性が問われているように思います。
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