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バンクーバー五輪フィギュアスケート元日本代表の織田信成氏(35)が敗訴した。’19年、“モラハラ”を受けたために関西大学アイススケート部の監督を辞任に追い込まれるなど精神的苦痛を受けたとして、同部元コーチの浜田美栄氏(63)に対して1100万円の損害賠償を求めたのだ。

 

いっぽう浜田氏は名誉を棄損されたとして反訴していたが、大阪地裁は3月2日、織田氏に対して220万円の賠償を命じる判決を言い渡した。

 

「号泣キャラでタレントとしてテレビに一時引っ張りだことなっていた織田さんですが、まさかの“ブーメラン敗訴”になってしまいましたね。提訴したときからモラハラの内容と金額が釣り合わないといった声もあがっていました。

 

無視された、陰口を言われた、ということでしたが、証拠や証言が不十分とみられたのでしょう。また指導方針を批判されたからといって監督を辞任してしまったことで、指導者としての資質に疑問を呈する声も上がっているのです」(スポーツ紙記者)

 

無念の織田氏に対し、「主張を裁判所に認めていただいてよかった」と“勝利宣言”した浜田コーチも、イメージを完全に回復できたとはいえない状況だという。

 

「紀平梨花選手、本田真凛選手など数々のトップスケーターを指導してきた浜田コーチですが、『指導者に意見する選手は上手くならない』と発言するなど、古風で厳しい指導スタイルに教え子との確執が報じられてきました。訴訟後は指導していた選手たちが続々と彼女の元を離れています」(前出・スポーツ紙記者)

 

フィギュアスケート界の大物2人による裁判は、“勝者なき”結果になってしまい、さらに関大に対しても厳しい声が上がっている。

 

《そもそも関西大って織田さんをどういう意図で「監督」にしたのか不明なんだよな》
《こじれる前に関大が間に入って話し合うか、示談にできたら一番良かった》
《この裁判があったことで一番の打撃を受けたのは、関大生やKFSCのスケーターさんたちではないかな》

 

人気低迷が懸念されているフィギュア界にとっても大きな痛手となった。

出典元:

WEB女性自身

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