《これが本当に子供達の為になってるのかな?もっと自由に楽しく野球やらせてあげたいなぁ。と僕は!思うなぁ》
4月14日、Twitterにこう呟いたのはお笑いタレントのたむらけんじ(49)。怒りの矛先は、“高野連”こと日本高等学校野球連盟だ。
先日の第5回WBCでMVPを受賞し、MLBでも活躍中の大谷翔平選手(28)の“スパイク”を巡る高野連の物議を醸している。
今季から、契約したアメリカのスポーツ用品メーカー・ニューバランスの野球用具を使用している大谷。しかし、4月13日に『NumberWeb』が配信した記事によると、そのスパイクを高校球児が公式大会で使用できないという。
記事の中で、野球専門店・ベースマン立川店の店長・星徹弥さんはこう明かしている。
《3月に新たに3000シリーズという品番の高校野球対応モデルを投入したのですが、発売直後、ベロ(シュータン)の部分の「3000」というロゴが規定から外れているということで、高野連からNGが出てしまったのです。つまり、公式戦では使えない》
高校球児たちの憧れである大谷の使用するメーカーのスパイクについているロゴの大きさが、“(縦)3センチ×(横)5センチ”より大きいというデザインの問題により、公式戦で使用することができないというのだ。
こうした事態を受けて、ニューバランスの公式サイトには、
《当該商品の高校野球連盟様主催公式戦での使用は不可となりますこと、伏してお詫び申し上げます。なお、当該商品の品質や安全性には問題はなく、同連盟主催大会以外でのご使用にも問題はございません》
と、お詫びの文章が掲載されている。高校野球の用具事情をスポーツ紙記者が明かす。
「高野連が主催する大会で使用できる用具には、多くの制限が設けられています。今回のロゴの大きさのように安全性と関係ないものも多く、例えばグラブですと、本体のカラーはブラウン系、オレンジ系、ブラックのみが認められており、グラブ、ミットの表面に氏名や番号など文字を表記することが禁止されています。
ルールが変更されることもあり、もともとスパイクの色は黒一色と決められていたのですが、`20年に白色のスパイクの使用が認められました。熱中症対策のためだといいます。
プロ野球とは大きく異なる高野連の規定に沿った用具を各メーカーは作成していて、高校球児が憧れの選手と同じ用具を使用できないこともよくあります」
高野連からの過剰な規制に対して、SNS上では批判の声があがった。
《高野連ウザい 野球道具の規制 これぞ意味の無い日本人得意分野、意味の無い規制》
《ロゴのような安全性にも性能にも関係ないことで規制する高野連は何考えてるのかな》
《高野連ってなんなの?老害としか思えない。法律だって遅いけど変わってるのに…》