5月11日、西武ライオンズの山川穂高選手(31)による強制わいせつ致傷疑惑を、「文春オンライン」が報じた。そんななか、球界の大スター選手にも思わぬ余波が及んでいる。
記事によると、昨年、山川が知人女性に対し無理やり性的な暴行を加えたとして被害届が出されており、すでに事情聴取もおこなわれているという。「文春オンライン」の取材に対し、山川は被害届が出されていることに関しては事実と認めながらも「絶対に無理やりではない」と主張している。
昨年9月には、読売ジャイアンツの坂本勇人選手(34)の中絶トラブルや、横浜DeNAベイスターズの田中健二朗選手(33)のDV不倫が、同10月には広島東洋カープの中村奨成選手(23)も中絶トラブルが報じられるなど、日本の野球界から女性問題を起こす選手が続出。イメージを大きく損なう選手が相次ぐなか、いっぽうで株を上げる人物が。ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手(28)である。
「大谷選手に、これまでスキャンダルやトラブルがまったくといっていいほど報じられていません。めったに飲み会に行かないことでも有名で、侍ジャパンの戦友であるヌートバーから翌日の食事に誘われても“寝ているから”と断ったそう。
野球以外の話題がほとんど出てこない一方で、子供たちからのサインのお願いには笑顔で応じるなど、ファンサービスは怠らない。そんな人柄から、他の選手が不祥事を起こすたびに、好感度を積み増しています」(スポーツ担当記者)
今回の山川の件を受けても、SNS上では大谷を賞賛する声が相次いでいる。
《山川さん?!?!?!?! 関係ないけど大谷ってやっぱ神だわ》
《山川穂高の件でなんも関係ない大谷翔平の株が上がるの好き》
《大谷という野球の現代神は本当に女性問題起こしたこともないしもう神の領域だよ》
《こういう事象が起こる度に大谷のいないところで大谷の評判が上がるという珍事。》
大谷の“清廉潔白ぶり”を象徴するようなエピソードが。今年2月に放送された『S-PARK』(フジテレビ系)で、侍ジャパンの栗山英樹監督が日本ハム時代の大谷翔平について語ったものだ。
‘17年のリーグ開幕前、栗山監督は大谷に、どう戦っていくかの方針をチームメイトに対して語るよう求めたという。すると、大谷は「遊びたい、飲みたい、いろいろやりたい。そんなんで優勝できるわけないですからね。勝ちたいんだったら野球やるしかないんです」と仲間たちを鼓舞したというのだ。
このようなストイックさで野球界の大スターに上り詰めた大谷。山川も、WBCでの共闘でその実力を目の当たりにしている。今年3月に行われた侍ジャパンと阪神との強化試合で大谷選手が2打席連続でホームランを放ったことついて、山川はメディアの取材にこんな本音を漏らしていた。
「あれはね、何て表現したらいいんだろ。マジで野球辞めたいっす。マジで『つまんね』みたいな感じ」
私生活の過ごし方も見習ったほうがよさそうだ。