プロ野球・ヤクルトの村上宗隆選手(23)が昨年記録した日本人歴代最多となる56本塁打。その記念モニュメント除幕式が6月15日に行われた。
神宮球場に設置された円形のモニュメントは、ボールが直撃してめり込んだようなデザイン。記念撮影に応じ、「これからまた新たな記録をたくさん打ち立てられるように頑張りたい」と語った村上だが、今シーズンは絶不調にあえいでいる。
「本塁打数こそ1位の巨人・岡本に5本差をあけられた2位タイの11本ですが、打率.221とかなり低迷、三振数は1位独走の84。昨年は首位だったチームも最下位争いをしていて、かなり厳しい成績です。なにもこんな時に記念碑のお披露目なんてしなくても…と思いましたね。さながら“公開処刑”のようでした」(スポーツ紙記者)
残念ながら、’93年に近鉄のブライアント選手が記録した歴代最多三振数204の更新もありえるという。
《村上選手56号除幕式もいいけど、給料の割に打ってない。メジャー大谷選手見習って!》
《笑顔で写真に納まらないわけにはいかないにしても、今季の不振を考えると心中は複雑だろうなぁ》
ネット上には村上に対する厳しい言葉が並ぶ一方、多くのファンが気にかけていたのが、同時に設置されたプロ野球歴代最多となる60本塁打を‘13年に記録した元ヤクルト・バレンティン選手(38)の記念碑だ。手摺りに付けられた細長いプレートだけで、村上選手のものに比べてかなり簡素な印象だ。
「村上選手より前により多くのホームランを打ったバレンティンの記念碑が、同じタイミングでより小さくつくられたことにはかなり違和感が残りました。せめて同じ大きさ、デザインにできなかったのでしょうか」(前出・スポーツ紙記者)
《なんで村上だけ??って言われないように今更やった感じ、気持ち悪いな》
《ヤクルトファンにとってバレンティンの60号も村上の56号と同じくらい大切な思い出なのに。あの時チームは弱かったけど、彼のホームランでどれだけ楽しませてもらったか。神宮だって彼がいなきゃもっとガラガラだっただろうに。その思いが表れてるとは思えない…》
《そういうとこやぞヤクルト球団…》
せっかくの記念モニュメントだが、“さあ見に行こうか!”とファンが喜べる状態にはほど遠いようだ。