■大谷には最大30人のパパラッチが!
期限が8月2日とされていた大谷のトレードの去就については、最近まで各メディアが取材合戦を繰り広げてきた。在米コーディネーターは言う。
「大谷選手の動向を追うべく、一時は30人ほどのパパラッチがいたと聞いています。ただ、大谷選手は何もしゃべらないし、自宅と球場を往復するだけなので、パパラッチたちは大谷選手の追跡を諦め、彼のさまざまな情報を握っている通訳・水原一平さんを追いかけ回していたようです」
パパラッチが狙うのはハリウッドスターや有名アスリートだけではないという。前出の友成さんは言う。
「現地メディアでは以前から“大リーガーの美人妻”といった定番企画があり頻繁に特集しています。そのため、大リーガーの奥さんばかり狙うカメラマンもいます。とはいえ、通訳を狙うというのは聞いたことがないですよ(笑)。それだけ大谷選手の人気がすごいということであり、水原氏に対してもスター級の関心度があるということなのでしょう」
実際、7月上旬に米国メディア「スポーティングニュース」では《エンゼルスの日本人スターの通訳イッペイ・ミズハラについて知るべきこと》なる記事を掲載した。
「記事では大谷選手について《MLB史上最大の天才》《世界で最も目立つアスリートの一人》と評した直後、《その近くにいるだけで、イッペイ・ミズハラも地球上で最も目立つ人の一人になっている》と断言しています。今年の本拠地開幕戦では《ミズハラは登場時にスタンディングオベーションを受けるほど》の人気だったと報じています。ボディガードや買い出し、メンタルケアなども行う水原さんを《オオタニの横での彼の仕事のうち、通訳はわずか10%程度にすぎない》と絶賛する内容でした」(前出・在米スポーツライター)
全米の子供たちは、いつもにこやかな水原さんを親しみを持って「イッペイチャン」と呼んでいるという。幅広い人気に加え、大谷の“機密情報”をも握る新スター・水原さんに多くのパパラッチたちは目を光らせているようだ。前出のコーディネーターは続ける。
「最近、水原さんが親しい人たちが集まる場でポロッと『追いかけ回されてマイっちゃうよ……』とボヤいていました。大谷選手ほどの数ではありませんが、多いときは15人ぐらいのパパラッチがいることもあるようです。
パパラッチ集団には、先に名乗ってから撮影するという“暗黙のルール”があるそうです。大多数がプロですが、その中の数人はユーチューバーだそうです」
今回の大谷のトレード騒動は終結したが、早くも次の話題で現地メディアは盛り上がっているという。前出の友成さんは言う。
「大谷選手がシーズン終了後、FAで他球団に行った場合、エンゼルスの職員でもある水原さんの処遇はどうなるのか。通訳ごとFA移籍というケースはないですから。水原さんの年俸は100万ドル(約1億4千万円)以上が目安になるでしょう。メジャーリーグの監督の年俸は通常、1年目で80万ドル(約1億1千万円)程度ですから、監督以上の待遇となります。
各球団は大谷選手を獲得したいなら、水原さんの獲得も含めて考えないといけません。大谷選手の移籍先の重要な鍵になると思います。水原さんにますます注目が集まることになるでしょう」
大谷は冒頭の試合後の会見で今季の決意を改めてこう語っていた。
「1試合1試合頑張りたいと思います。ここまでプレーしてきたチームなので、ファンの人たちも含めて、もちろん大好きですし。今年はまず、最後までプレーオフを目指して、またその先も目指して頑張りたいと思います」
水原さんを狙うパパラッチの数はさらに増えてしまうかも!?