8月4日、高知県高知市のサッカークラブ「高知ユナイテッドSC」が、メインパートナーである「一般社団法人WellBeing協会」との契約解除を公式サイトで発表。同協会とは3日前の1日に、メインパートナー契約の締結を発表したばかりだった。
契約解除については双方合意の上だとし、次のような同協会によるコメントも掲載された。
《私たちは、かねてより、文化・農業・子どもたちの支援をしてまいりました。この度は、「子どもたちに夢を与えることで、地域貢献をしてくれている選手たちを応援したい」という想いから、この度の契約にサインさせていただきました。
ところがこの契約に対し、批判がクラブの方に寄せられたということで、私たちが応援したいと考えている選手たちの精神を不安定にしたり、迷惑のかかる可能性のある出来事が生じました。それは大変残念なことであり、私たちの想いとは異なりますため、そのような迷惑のかからないよう、メインパートナー契約を解除させていただくことを決断いたしました》
同協会をめぐっては2日ごろからX(旧・Twitter)上で、代表理事の内藤晴輔氏と思しき人物による“不適切発言”が物議を醸していた。
「いつ撮影・公開された動画かは不明ですが、天皇陛下に対して言葉にするのも憚られるような侮辱をする内容でした。3日に暴露系インフルエンサー・滝沢ガレソ氏がこの件を取り上げると、瞬く間に動画が拡散。《何故スポンサー契約を結んだ》《クラブに相応しいスポンサーか、考え直してください》といった声が相次いだのです。
代表理事である内藤氏は、主に講演活動をしているようです。同協会の公式サイトにあるプロフィールでは、《58歳から10年間、平成天皇の教育係The highest ranking officerの下、世界情報の収集分析を仰せつかっていた》と紹介されています」(WEBメディア記者)
この件について本誌が3日に高知ユナイテッドSCに見解を問い合わせると、同日夜に担当者より文書にて回答があった。
――メインパートナー契約とはどのような契約ですか? 具体的に教えて下さい。
「弊社では、ユニフォームに掲出させていただくスポンサー様をメインパートナーと呼んでおります」
――「一般社団法人WellBeing協会」とメインパートナー契約を結ばれた経緯や理由を教えて下さい。
「弊社取締役が、自然食や無添加の食品、日用品を購入するところからお付き合いが始まり、スポンサー契約に至りました」
――SNSで拡散している動画は把握されていますか?同協会の代表理事による発言を、御社ではどのように受け止めますか?
「確認中です」
――今後も同協会とメインパートナー契約を継続されますか?
「只今協議を進めております」
その後、改めて“不適切動画”への見解や契約状況について問い合わせると、4日午後に担当者より契約解除の連絡が。しかし“不適切動画”に対する見解は、最後まで得られなかった。