《Debut More to come》
8月20日にInstagramを更新し、新天地での初出場を報告したのはサッカー日本代表の遠藤航選手(30)。8月18日にドイツのサッカーチーム・VfBシュトゥットガルトからイギリスのサッカーチーム・リヴァプールへ移籍が発表され、その翌日にプレミアリーグのボーンマス戦に出場していた。
「移籍金1800万ポンド(約28億円)をかけて獲得した遠藤選手への期待は大きいみたいです。デビュー戦では持ち味である球際の強さなどもみられ、上々のパフォーマンスでした」(スポーツ紙記者)
移籍金28億円の“余波”は日本にまで及ぶ。
「サッカー界には移籍金の発生する国際移籍をした場合、12歳から23歳まで所属していたチームに対して、移籍金の一部を配分する“連帯貢献金”という仕組みがあります。移籍金のうちの5%を原資にして所属時期と年数に応じて分配され、浦和レッズが約1500万円、湘南ベルマーレが約1億円、南戸塚中学校が約2000万円、南戸塚SCが約700万円受け取る権利があります」(前出・スポーツ紙記者)
公立の学校に2000万円という大金が……。前例はあるのだろうか。
「`22年に日本代表の伊東純也選手(30)がフランスのスタッド・ランスに移籍した際には、出身校の逗葉高校が統合してできた神奈川県立逗子葉山高校が“連帯貢献金”を受け取り、ユニフォームなどを新調したそうです。日本サッカー協会から“連帯貢献金”を受け取る権利があるとの連絡が入り、手続きを行ったといいます」(サッカー関係者)
遠藤の出身中学校は2000万円の“連帯貢献金”を受け取るつもりはあるのだろうか。本誌は横浜市立南戸塚中学校を取材した。
「“連帯貢献金”という制度があることは認識していますが、どこに連絡がきて、どういったかたちでお金を受け取ることになるのかもまだわかっていません。
まずは設置者である教育委員会に学校として受け取っていいのかを相談するつもりです。もし受け取ることができれば、スポーツに関係するものなど使途の制限もあるでしょうから、確認したうえで子供たちに何かしら還元できるようにしたいです」(担当者)