大谷翔平 ドジャースキャンプ入りも引っ越し先がまだ決まらない…理由は「愛犬デコピン」か
画像を見る 21年11月、全身真っ黒な姿で都内のジムを訪れた大谷

 

■“急な引っ越し”は「分離不安」の要因に

 

「スタディ・ドッグ・スクール」代表で学術博士の鹿野正顕先生はこう語る。

 

「昔から《犬は人につき、猫は家につく》という言い方をします。一般的に犬は飼い主との絆がいちばんなので、場所の変化には猫ほど大きな影響が出ないはずなのですが、なかには非常に神経質な犬もいます。

 

また、犬が急に不安が強くなって飼い主に対する執着が強くなり、飼い主から離れるととても不安になることを『分離不安』といいます。急な引っ越しがその原因として挙げられることがあります。特に幼少期から長らく同じ場所に住んでいると、そこから離れることが不安要素になることもあります」

 

実は大谷は今回のキャンプ地にデコピンを連れてきている。

 

「22日に現地メディアの取材会で、日本語で『ワンチャン、ゲンキ?』と聞かれた大谷選手は、『He is good!(彼は元気です)』と笑顔で答え、練習後は滞在先でデコピンと過ごしていると明かしていました」(前出・スポーツ紙記者)

 

どうやらデコピンは、甘えん坊でさみしがり屋の一面もあるようだ。そのためキャンプ地には“友達”も一緒だったーー。

 

「2月上旬、通訳の水原一平さんは、アリゾナ州からLAの自宅に1度帰宅しました。そして10歳と1歳のチワワ2匹を連れてキャンプ地に戻ってきたそうです。LAの自宅でよく会っていた彼らと遊べなくなってデコピンが寂しがっていたんでしょう」(前出・在米ジャーナリスト)

 

大谷は2月11日の練習で、一平とトレーナーの前で、“犬かき”のようなしぐさを見せる一幕があった。

 

「おそらくデコピンのことについて話していたのだと思います。山本由伸投手もトイプードルの愛犬・みかんを飼っています。まだLAには連れてきていませんが、愛犬トークで盛り上がっているようです。

 

大谷選手は本来なら新居はキャンプ入り前に決めたかったはずです。オープン戦終盤は韓国に場所を移し、そのままソウルで開幕戦を迎えます。移動が続き、かなり慌ただしくなりますから……。大谷選手が戸惑いながら、それでも転居を先延ばしにしたのは、“わが子”のようにいとおしいデコピンの心身の状態を最優先に考えたからなのでしょう。愛犬家の大谷選手らしいですね」(前出・在米ジャーナリスト)

 

22日、キャンプ地でリハビリの現状を記者に聞かれた大谷は、

 

「予想どおりの感じで来てはいるかなと。安心しているところは多少あるかな、という感じです」

 

と笑顔で答えていた。デコピンと過ごす癒しの時間が、リハビリの何よりの特効薬なのかもーー。

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