■専門家も太鼓判!「お米」がリハビリ食として効果的な理由
「球団のリハビリチームが最大限大谷選手をバックアップしていましたが、彼女は大谷選手の精神的な落ち込みが心配だったようです。彼女のアスリートとしての“勝負食”はシンプルな梅干し入りのおにぎりでした。現地でも、大谷選手が少しでも安心できるようにと、作ってあげたようです」(前出・知人)
大谷は最新のインタビューで、妻の得意料理についてこう語っていた。
《彼女としては作るのが難しい料理を言ってほしいんでしょうけど……へへへ。僕はカレーがやっぱり美味しかったですね。ドライカレーでした。ルーから作ってくれましたよ。すごく美味しかった》(『Number』3月7日発売号)
A子さんは大谷のために、お米を使うメニューを積極的に作っていたようなのだ。数多くのアスリートに栄養サポートを行っている管理栄養士の吉村俊亮さんは言う。
「米を摂取する最大のメリットは、エネルギーの確保です。ケガの修復に回すためのエネルギーが足りなくなると、治癒が遅くなってしまいます。米は意外とタンパク質も豊富で、筋肉や骨を作るタンパク質の摂取量ベースの底上げにもなります。
梅干しの効果としては、クエン酸が多いので疲労回復につながります。唾液も出るようになるので食欲減退の予防と改善にも効果があるかと思います。カルシウムの吸収率を高める作用もあります。病後のアスリートにとって梅おにぎりは非常によいと思います」
電撃婚の影響か、大谷はオープン戦出場初日からホームランを打つなど好調だ。前出の在米ジャーナリストによれば、最近はお米以外にも2人で楽しみにしているメニューがあるという。
「彼女は昔からハンバーガーが大好きなんです。大谷選手もカリフォルニア州発祥のチェーン店『IN-N-OUT(インアンドアウト)』のハンバーガーの大ファン。冷凍食材を使わないジューシーさが気に入っているそうなので、いまは夫婦で楽しんでいるはずです」
今季は投手を断念している大谷だが、順調な回復ぶりを見せているため、新たな準備も進めていた。
「2月末、大谷選手は試合前に、外野手用グラブとファーストミットを用意していました。
大谷選手はエンゼルス時代の’21年、“三刀流”外野手として7試合に出場しています。 しかし、一塁手では日本ハム時代から含め1試合もプレーしていません。そのため一塁手として出場すれば前人未到の“四刀流”となるのです」(前出・スポーツ紙記者)
メジャーリーグに詳しいスポーツライター・友成那智さんはこう語る。
「大谷選手級の強打者で’22年11月にトミー・ジョン手術を受けたブライス・ハーパー外野手を例としましょう。ハーパー選手は昨年5月に復帰すると、最初2カ月は指名打者でしたが、シーズン後半から一塁手として守備についたんです。外野手は肘の負担が大きいので、夏以降はこうした守備変更が十分、考えられます。
ドジャースは強打者が多いのですが、正直、守備力には不安のある選手が多い。大谷選手が“外野手も一塁手もやります”と“四刀流”をアピールするのは、自分のためではなく、チームでの世界一を目指すためなのでしょう」
新妻の献身的なサポートを受け、四刀流という奇跡の挑戦が始まる。