■「幼少期のバスケ教育で活発に――」
また、新居に備わっているバスケットコートも、大谷夫妻には多くのメリットがあるようだ。広島東洋カープの元トレーニングコーチで、レッドソックスにコーチ留学していた「ホロス・ベースボールクリニック」代表・石橋秀幸さんは言う。
「メジャーリーガーがバスケットボールや、アメリカンフットボールなど、違うスポーツのトレーニングをすることをクロス(掛け算)トレーニングといいます。レッドソックスでは、私は選手と一緒にバスケットボールをやっていました。なぜバスケなのか聞いたら、ニコッと笑って『エンジョイ(楽しんで)!』とだけ。みんなで動いて、笑顔で汗をかく。チームの結束を強める効果があるのでしょう。
また幼いころからバスケットボールをすると活発になり、大人になってもその性格が続くといわれています。声を出して、しっかりパスを通す。団体スポーツの効用なのだと思います」
子供の心身の成長にもプラスに働くようだ。大谷とドジャースとの契約は2033年までだ。そのとき、彼は39歳となる。
「大谷選手が高校生時代に書き、次々と実現させている“人生設計シート”は有名ですが、40~50代については《日本に帰ってくる》《プロ野球界から引退》と書いているぐらいで、具体的に触れられていません。
そんな彼が突如、明確に示しているのが《58歳、岩手に帰ってくる》でした。以降は《59歳、リトルリーグの監督になる》など再び具体的になりますが、40代~50代半ばは子供たちの成長次第で人生が大きく変わる時期だと考えていたからでしょう」(スポーツ紙記者)
そんな大谷が生き方を含めて尊敬するのが、日本人メジャーリーガーの“大先輩”である元ヤンキース・松井秀喜氏(49)だ。
「松井氏は日米通算20年の現役生活を終えた’12年から現在に至るまで、ヤンキースの本拠地・NYで暮らしています。その理由は、引退後に生まれたお子さん2人の将来を夫婦で考えた結果だとも……。
大谷選手は今月18日、本拠地のあるロサンゼルス市から5月17日を《大谷翔平の日》として認定され市議会から祝福を受けました。エンゼルス時代からLAに愛着があるだけに、大谷夫妻が“子供は地元のUCLAに通わせたい”と考えるのは当然のことでしょう」(前出・在米ジャーナリスト)
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