大谷翔平 母・加代子さんが地元住民に打ち明けた「真美子さんの印象」
画像を見る 大谷の母と試合を観戦する真美子さん

 

■近所の児童公園で孫娘に野球遊びを

 

「うちのすぐ近くに児童公園があるのですが、ひと月くらい前に、そこで2歳か3歳のお孫さん(大谷の姉の娘)を連れたお母さんとお会いして、ちょっとお話ししました。

 

お孫さんには『自由に好きなように、好きなことを頑張ってくれればいい』と思っているようですね。大きなゴム風船みたいなボールを投げて打つ、野球のような遊びを楽しそうにやっていました」(立花さん)

 

加代子さんの孫娘は、すでに野球に慣れ親しんでいるのだ。スポーツ紙記者は語る。

 

「大谷選手の姉夫妻もスポーツ一家です。お姉さんはバレーボール経験者で、夫は大谷選手も所属していた、花巻東高校の野球部部長です。その2人の娘なら、もちろん運動能力が高いはず。加代子さんも期待して、いろいろな遊びを取り入れているのではないでしょうか」

 

元々、大谷家は幼少期からスポーツに触れさせる方針だ。大谷も加代子さんの影響で、2歳前後にバドミントンを始めていた。

 

《私がバドミントンをやっていたので、はじめは練習日に翔平を一緒に連れていって遊ばせていました。(中略)翔平は最初から上手にバドミントンをやっていましたね。特別に私が教えたわけではなかったんですが、自然と出来ていました》(『道ひらく、海わたる 大谷翔平の素顔』〈佐々木享著、扶桑社〉より)

 

スポーツライターの友成那智さんは言う。

 

「大谷選手がピッチャーとして成功した要因は、小さいころにバドミントンで肩の可動域を広げたことにあるといわれています。同じような教育を受けているお孫さんの将来も楽しみです」

 

加代子さんの孫娘の可能性について、友成さんはこう続けた。

 

「メジャーリーグでは、まだ女性選手は出ていません。ただ近年は、女性審判、女性コーチなどが誕生し、女性の登用を奨励する流れがあります。お孫さんが第1号になることもあるかもしれませんね。

 

いちばん可能性が高いのはピッチャーでしょうか。肩の強さが違うので、速球よりも左投げやナックルに特化するのが近道だと思います。

 

実際、日本初の女性プロ野球選手となり、アメリカの独立リーグでもプレーした吉田えり選手は、変化球をよく投げる方でした」

 

もし本当に史上初の女性大リーガーを目指すことになったら、大谷が一番の助っ人になるだろう。彼は、加代子さんの孫、すなわち姪っ子を溺愛しているのだ。’21年には、オフの楽しみを聞かれ、こう答えていた。

 

《1週間くらい、何も考えずにゆっくりしたいですね。最近、姪っ子が産まれたので、一緒にのんびりしたいなって、ふとそんなことを考えたりしています》(『Number』’21年9月24日号)

 

前出のスポーツ紙記者は言う。

 

「かつては、姪っ子に会いたくて『シーズンが終わったらできる限り早めに帰国したい』と話していたという噂もありました。大谷選手の愛情のこもった直接指導を受けたら、二刀流も夢ではないですね」

 

取材の最後に、大谷が世界一になるときが楽しみですねと伝えると、

 

「はい、また花火ですね!」

 

とうれしそうに話していた立花さん。不可能を可能にする大谷一家こそ、奥州市の“華”だった。

 

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