■ロバーツ監督が明かす「日本人選手3人のなかで、話しかけやすい順番」
今季、大谷が佐々木に大きな期待を寄せていることがわかる場面があったという。
「5月のダイヤモンドバックス戦で先発した佐々木選手が5回途中5失点で三振を一つも取れずにKOされて降板したとき、佐々木選手は大谷選手に叱られたことを明かしています。大谷選手は滅多に怒るタイプではないですが、佐々木選手は試合後の会見で『大谷さんに本気で注意された。もっと責任を持って投げろ』と言われたそうです。
なにかと誤解されがちな佐々木選手への風当たりがそれ以上強くならないようにという、大谷選手の叱咤激励、厳しくも愛情のある指摘だったと思います。佐々木選手も『責任は感じています』と自分の不甲斐なさを素直に認めていました。
その一方で、佐々木選手が負傷者リスト入りして、落ち込んでいるところを大谷選手が気遣うシーンが何度か見られました。佐々木選手の後ろから忍び寄って、いきなり抱きついたり、頭からタオルをかけたりして元気づけようとしていましたね」(前出・友成さん)
ロバーツ監督も佐々木選手の扱いにはかなり慎重だという。
「ロバーツ監督によれば、日本人選手のなかで一番話しかけやすいのは山本選手で、次が大谷選手。その次が佐々木選手だと。佐々木選手の扱いは監督でも難しいようです。その関係性を上手く緩和しているのが大谷選手なんですよね。佐々木選手は『大谷選手のリーダーシップは素晴らしい』と言っていたと思います」(前出・友成さん)
このまま地区シリーズを勝ち抜き、新守護神誕生となれば、佐々木は尊敬する大谷の生き方をお手本とすることになりそうだ。前出の友成さんは言う。
「やはり佐々木選手は大谷選手に見守られてここまで来たという感じがします。佐々木選手の新妻は今回、試合観戦に訪れていないようですが、真美子さんのように今後は参加するかもしれません。ドジャースの場合は夫人会の存在が大きいので、いろいろ真美子さんに教えてもらって、球団行事やボランティア活動に少しずつ参加するようになるのではないでしょうか」
このポストシーズンで、佐々木の人生そのものも大きく変わるかもしれない。
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