■拝殿に置かれていた“山本由伸”の奉献酒
本誌は実際に現地に足を運び、山本が参拝に来たことがあるのかを尋ねるも、「参拝に来られた特定の個人について、お話しすることはいたしかねます」と断られてしまった。
神社の近隣に住み、頻繁にお参りに行くという女性に話を聞くと、こういった証言が。
「昨年、山本投手が神社にお参りに来たそうです。その際に奉納したお酒が、拝殿に置いてあります。今年はまだ来ていないと聞いていますよ」
本殿の前にある拝殿には、“ロサンゼルス・ドジャース 山本由伸”と書かれた奉献酒がお供えされていた。ドジャースブルーの下地に、白色で山本の背番号である18と書かれた小さな板のようなものも一緒に置かれていた。
さらに山本が、サインをする時に名前と一緒に書く《感謝》という言葉が記されたのし紙に巻かれた奉献酒もーー。
岡山県出身の山本が奈良にある神社にお参りに行くのには理由があるようだ。
「なんでも、山本投手をLAでサポートしている矢田トレーナーと神社の関係者が親しいらしく、その関係でお参りに来たそうです。
山本投手の奉献酒の隣には“矢田修”と書かれたお酒も置かれていました。
矢田さんは4年ほど前に、自身のブログで神社に訪れたことを報告し、『古事記』にも登場する日本最古の神社と紹介しています。山本投手が昨年、訪れたときも一緒に参拝していたのではないでしょうか」(前出・神社の近隣住民)
山本と、柔道整復師の資格を持つトレーナーの矢田修氏の付き合いは長い。
「山本投手がプロ1年目の’17年に、知人に紹介されて、大阪市内にある矢田さんの接骨院を訪問したそうです。
そこで矢田さんに『150キロのフォークを投げたいです』と伝えると、『投球フォームもトレーニングも全て変えないと無理やわ』との答えが返ってきたそうです。
厳しい言葉をもらった山本投手ですが、直感的にこの人に教わるべきだと感じ、矢田さんに指導を仰いだといいます」(前出・スポーツ紙記者)
山本は矢田氏に全幅の信頼を置いているようだ。
「簡単に言うと、体を大きく使って投げることをテーマにしているそうです。
矢田さんの指導のもと、山本投手は才能を開花させ、『矢田先生は僕を作った人です』と話していました。今も接骨院を経営している矢田さんですが、今回のポストシーズンは全て帯同し、山本投手をそばで支えました」(前出・スポーツ紙記者)
『週刊文春』11月20日発売号で、山本は矢田氏が正当な評価を受けてこなかったと感じていると明かし、《自分の中ではずっと、矢田先生の理論の正しさを証明してやるぞ、という気持ちがありました》と語っていた。
鉄腕成就のお礼参りのため、“健康神社”を訪れる際、その隣には、二人三脚でここまで歩んできた恩師の姿があることだろうーー。
画像ページ >【写真あり】山本由伸にアドバイスを送る矢田修氏(他2枚)
