もうまもなく終わりを迎える2025年。55年ぶりとなる大阪での万国博覧会に日本中が熱狂し、憲政史上初となる女性総理が誕生するといったかつてない激動の1年となった。そこで、本誌が目撃してきた2025年のスクープのなかで、とりわけ反響の大きかったものを今一度紹介する。
今年4月に待望の第一子となる長女が誕生した、ドジャース・大谷翔平選手と真美子さん夫妻。球場では世界的スターとして真剣な表情で試合に臨む大谷だが、ひとたび家に帰ればパパの顔に。アスリートとして育った夫妻には、娘の運動能力を育てる環境にも気をつけているようだが、アメリカならではの“壁”があるようで――。(以下、女性自身2025年9月9日号)※年齢は掲載当時のママ
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「不調に苦しむ大谷翔平選手(31)ですが、家に帰るとすっかり“パパの顔”となるようです。“娘が寝ているだけでもかわいくてたまらない”と話していました」(スポーツ紙記者)
誕生から4カ月となる大谷の愛娘。8月13日に配信されたスポーツ誌「Number Web」のインタビューで“今のささやかな幸せ”について聞かれると、大谷はこう答えた。
《今日はこれから帰って娘をプールに入れてあげたいので、家に帰るのが幸せかな》
大谷は《浮かべるだけ》と付け加えたものの、プールデビューは早すぎるようにも思えるが……。LA在住ジャーナリストは言う。
「大谷選手が暮らすカリフォルニア州では、裕福な家庭でなくてもプール付きの家がよくあります。公共のプールも整っており、赤ちゃんのうちからプールに慣れ親しませることも珍しくありません。
ロサンゼルスにはシドニー五輪の競泳金メダリストが開いたスイミングスクールもあり、2歳以下向けのクラスは入会待ちの子どもが大勢いるほどの人気です。自宅のプールにコーチを呼んでプライベートレッスンを頼む家庭もあるので、大谷選手も娘のために利用しているかもしれませんね」
大谷自身も水泳経験者だ。
「幼稚園の年長から小学5年生まで習い事として水泳教室に通っていました。大谷選手は肩肘や肩甲骨の柔らかさが注目されますが、長い水泳経験が生きているのだといわれています」(前出・スポーツ紙記者)
父の徹さん(63)も水泳教育の意義をこう分析している。
《水泳は体全体を使うスポーツなので、関節の柔らかさや肩の可動域などに関しては影響があったと思います》(『道ひらく、海わたる 大谷翔平の素顔』扶桑社)
前出のスポーツ紙記者は言う。
「水泳はあらゆるスポーツの基礎が詰まっている競技だといい、幼少期に水泳を経験しているアスリートは少なくありません。大谷選手もアスリート夫妻ですから、“娘の将来に生きるように”と夢を託しているのではないでしょうか」
しかし娘の将来以上に、より喫緊の課題が大谷に降りかかっているようで……。日本とは異なり、アメリカは学校でプールの授業がないという事情も関係しているという。
「そのいっぽうでプールや海が身近にある環境なので、水にまつわる事故はたびたび耳にします。そのためアメリカにおける水泳レッスンは、運動能力を鍛えることだけでなく水への感覚や水難事故への意識を養うという目的も大きいようです。
実際、プールパーティで子どもがプールに落ちて溺れて亡くなったという痛ましい事故もありました。子を持つ親として、大谷選手も不安があるのでしょう」(前出・LA在住ジャーナリスト)
生後4カ月のプールデビューにあった翔平パパの心配。娘の成長のたびに悩みは尽きなさそうだ。
画像ページ >【写真あり】大谷は母の日に真美子さんと愛娘の手を投稿(他15枚)
