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連日続くSMAPの解散報道。中居正広(43)、稲垣吾郎(42)、草なぎ剛(41)、香取慎吾(38)の4人を事務所に戻すべく、木村拓哉(43)が事務所に掛け合っているとの報道も。そんななか、18日に生放送された『SMAP×SMAP』(フジテレビ)で5人揃って出演。メンバー全員で謝罪した後、木村が最後に「これから自分たちは、何があっても前を見て、ただ前を見て進みたい」と約束した。

 

‘91年にデビューしたSMAPだが、最初から順風満帆ではなかった。当時はアイドル氷河期と言われる時代。バラエティ番組に見いだしたものの、慣れない路線に戸惑いスタッフに怒られる姿も目撃されていた。そんなメンバーの結束と地道な努力によって、ブレイクを果たしたSMAP。最初に訪れた危機は、96年の森且行(41)脱退だった。

 

「実はこのとき、メンバー全員で食事会を開いたんです。そこではオートレーサーに転向する森くんへの激励、そしてSMAPの今後についても話し合われました。このとき、中居くんは何度も何度も森くんを説得していたといいます。しかし結局、それは叶わなかった。だから彼は『だったら俺たちがSMAPを日本一のグループにするから、ずっと見ていてほしい』と伝えて、泣く泣く森くんを送り出す決意をしたんです」(芸能関係者)

 

脱退するメンバーに誓ったSMAP存続という決意。それが揺らいでいるなか、元メンバーは何を思うのか。1月14日、レースの前日検査のために西川口駅を訪れた森を直撃した。

――森さん、女性自身です。SMAPの解散騒動について、どう思われますか?

「……」

記者を見ると、何も答えず走り始める森。その後も「心配では?」「メンバーから相談は?」と声をかけたが、一度も答えることなくタクシーへと乗り込んでいった。だがその張り詰めた表情が、彼の不安な胸中を物語っているかのようだった。

 

「森くんが脱退したときから、メンバーの間ではSMAPとしてのプロ意識が明確になりました。実際、中居くんは『森の脱退以降、解散は一度も考えたことがない』と漏らしていたそうです」(テレビ局関係者)

 

01年には稲垣が、09年には草なぎが逮捕されるという事件も。そのとき2人が考えたのも「SMAPに迷惑をかける」という後悔の念だった。だが、メンバーの絆は切れなかった。

 

「稲垣くんのときは謹慎になり、ツアーに参加できない日々が続きました。そんななか中居くんが彼に代わって謝罪し、稲垣くんの顔写真入りのTシャツを着てファンを号泣させました。草なぎくんのときも自宅謹慎となりましたが、落ち込む彼に香取くんが毎日電話をかけ続けたそうです。また稲垣くんは『栄養のあるものを食べて元気だそう』と言い、うな重やお寿司を差し入れて2人で食べたそうです」(スポーツ紙記者)

 

復帰後、草なぎはメンバーへの感謝を語っている。そして厳しい姿勢での中居と木村にも、毎日電話をかけ続けていたことを明かしていた。決してベタベタな関係ではないが、それぞれがグループのためにやるべきことをやる。それこそSMAPが貫いてきた姿勢だった。

 

「香取くんは『中居くんがお母さんで、木村くんがお父さん。僕らは三兄弟』と言っていました。SMAPは家族のようなもの。中居くんが対外的なことを切り盛りし、木村くんは気が緩んでいるときに叱る。そして3人は、2人のことを信頼しています。互いに何も言わなくても、やるべきことをわかっている。そんな関係なんです」(前出・スポーツ紙記者)

 

中居は以前「SMAPがあってこそ、今の僕たちがある。SMAPは帰るべき場所。バラバラになるなんて考えられない」と語っていたという。その言葉の真意が、試されている――。

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