SMAPが埼玉県所沢市の「西武園ゆうえんち」でCDデビューしたのは91年。今年9月9日で25周年を迎えた。
今でこそ国民的アイドルグループとして誰もが知る存在となった彼らだが、出発当初は順風満帆とはいえなかった。
「SMAPは結成からCDデビューまで3年かかりました。その間、イベントを開いてもお客さんが4人なんてこともあったといいます。中居正広さん(44)は『ステージの幕が開くのが怖かった』とこぼし、最年少の香取慎吾さん(39)は『僕たち、いつまでやれるのかな……』と不安を漏らしていたと聞いています」(テレビ局関係者)
仕事の際、ぞんざいに扱われることもあったという。
「中居くんが出演するドラマに香取さんと草なぎ剛さん(42)が出演したときのこと。2人は朝からスタンバイしていたのに、いつまでたっても出番がこない。それで夕方になってようやくスタッフから『まだいたの? 今日はもうないよ』と言われ、ボー然としながら帰ったこともあったそうです」(芸能関係者)
アイドル誌の撮影を、メンバーの自宅で行うこともあった。それでも彼らは諦めず、ファンに訴え続けた。そうして掴んだCDデビューの日だったが、天候は最悪。だが、そこに待っていたのは、1万5千人ものファンだった。
そして今年9月9日、西武園ゆうえんちではオフィシャルなイベントが行われる予定がなかったのにもかかわらず、そこには1千人以上のファンたちの姿が。信じてくれる彼女たちの存在が、SMAPを支えてきたのだ――。