冷たい風が吹きぬける、東京都下の野球場。
1月スタートの連続ドラマ『FINAL CUT』(フジテレビ系)のロケが行われていたが、主演・亀梨和也(31)の表情は、やや硬かった。寒さのせいばかりではないだろう。亀梨の左手は、ガッチリと白いギプスで覆われていた。
亀梨が、左手人さし指を骨折したのは12月1日のことだったという。テレビ局関係者は言う。
「事故は撮影初日に起こりました。東京都内の公園で、障害物を飛び越えるなどのトレーニングシーンを撮影中に負傷したのです。撮影を中断して病院で検査したところ、骨折で全治4週間という診断でした」
本誌が東京都下のドラマ撮影現場で亀梨を目撃したのは事故発生から4日後の12月5日だった。
「現場では、ふだんは指の保護のためにギプスをつけ、撮影に臨む際には外すようにしています」(前出・テレビ局関係者)
ギプスを外すと、ひと差し指のあたりが青黒く変色しているのがわかる。曲げると激痛が走るのだろう。ひと差し指だけは、つねに伸ばしている姿も印象的だった。
「あんな事故があったのに、撮影スケジュールに遅れもないのは奇跡的です。実は撮影初日にハプニングが起こったことで、現場のスタッフたちはかなり気落ちしていたんです。そんなときに亀梨さんが『確かに骨折はしていますが、僕には遠慮せずに、どんどん撮影を進めていきましょう!』と言ってくれたのです。雨降って地固まるという言葉もありますが、団結力も格段に上がったように思います」(撮影スタッフの1人)
激痛に耐えて撮影に臨む亀梨の姿で、現場の熱気も高まっているようだ。