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(写真・神奈川新聞社)

横浜市は23日、市内に住む20代の女性が蚊による感染症「ジカウイルス」に感染したことを確認した、と発表した。渡航先の中南米で感染したとみられる。県内3例目で、同市内で感染が分かったのは初めて。

市健康福祉局によると、女性は中南米に単身で約6カ月滞在し、ことし5月中旬に帰国。19日に発熱(37度3分)や発疹の症状が出たため、20日に市内医療機関を受診。医療機関から市保健所に相談があり、市衛生研究所の検査で同日夜に感染が確定した。

症状は快方に向かっており、女性は自宅療養中。「滞在先に台風が来て蚊が増えた5月上旬に刺された。帰国後は刺されていない」などと話しているという。

同局によると、ジカウイルス感染症は感染後2~14日の間に感染者の約2割が発熱や発疹、関節痛などを発症するほか、妊婦が感染すると胎児に影響が出る可能性があるとされている。

同局の担当者は「流行地からの帰国者は症状の有無にかかわらず2週間程度は蚊に刺されないよう注意し、4週間は献血を自粛してほしい。性交渉による感染リスクも指摘されている」と注意を呼び掛けている。

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