（写真・神奈川新聞社）
14日午後2時55分ごろ、横浜市南区永田みなみ台のUR南永田団地（9階建て）で、横浜地裁の男性執行官（56）が「男が刃物を持って部屋に立てこもっている」と110番通報した。県警は約3時間後の午後5時50分、ベランダから室内に突入。公務執行妨害の疑いで、自称無職の男（53）を現行犯逮捕した。調べに対し、同容疑者は「包丁を突き付けて脅したことは間違いない」と容疑を認めている。
逮捕容疑は、同日午後2時50分ごろ、自宅で男性執行官に刃物を見せて「これ以上来ると爆破するぞ」と脅し、職務執行を妨害した、としている。
県警によると、地裁の執行官ら7人は、家賃滞納による立ち退きの強制執行を行うため、2-5号棟3階の同容疑者宅を訪問。ドアが開かなかったため、ベランダから窓ガラスを割って入ろうとしたところ、同容疑者は包丁のような物を突き付け「入ると爆発するぞ」「来るな」などと言って立てこもったという。
現場は京急線井土ケ谷駅から西に約1.5キロにある団地群の一棟。
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