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(写真・神奈川新聞社)

よこはま動物園ズーラシア(横浜市旭区)で、絶滅危惧種に指定されているユーラシアカワウソとスマトラトラの赤ちゃんが誕生し、順調に育っている。ユーラシアカワウソは国内で成功例がない人工哺育のため、慎重に育てている。

 

同園によると、ユーラシアカワウソの赤ちゃん(雄)は8月2日に誕生。母親が体をなめたり、抱き寄せたりしたが授乳がうまくできず衰弱したため、翌日から飼育員による人工哺育に切り替えた。犬用ミルクのほか、今月からアジなどの小魚を食べるようになった。水の中でドジョウを捕まえる練習も始めている。

 

ユーラシアカワウソは国内で同園と広島市内の動物園でしか飼育されておらず、ズーラシアは「一般公開に向けて細心の注意を払って飼育したい」としている。

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また、スマトラトラは9月27日に三つ子の赤ちゃんが誕生。母乳を飲んですくすく育っている。今月下旬ごろには性別が分かるという。スマトラトラの飼育は県内で同園だけ。問い合わせは同園・電話045(959)1000。

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