(写真・神奈川新聞社)
三井不動産レジデンシャル(東京都)と丸紅(同)は1日、横浜・みなとみらい21(MM21)と関内の両地区を結ぶ北仲通北地区(横浜市中区)の再開発計画で中核となる高さ約200メートルの超高層ビルの建設に着工したと発表した。完成は2020年2月の予定。1,100戸超の分譲マンションになるほか、高層部には米系のサービスアパートチェーン「オークウッド」が横浜エリア初進出する。
超高層ビルは共同住宅を中心とした複合ビルで、北仲通北地区の中央に位置する約1.3ヘクタールの街区に建設する。横浜市内の分譲マンションとして最高層となる地上58階、地下1階建ての建物で、延べ床面積は約16万8千平方メートル。敷地入り口付近で横浜高速鉄道みなとみらい線馬車道駅と直結する。本体工事の設計施工は鹿島が担う。事業費は非公表。
高層部の46~51階には「オークウッド」がホテル(計175室)を展開。46階には展望フロア(高さ約150メートル部分、約880平方メートル)も併設する。また低層部の1~2階は商業・文化ゾーン(約6千平方メートル)として、スーパーや飲食店の入居を想定している。
街区内には旧帝蚕倉庫(旧横浜生糸検査所付属生糸絹物専用倉庫)の外壁れんがなどを復元した低層施設を建て、文化施設として活用する方針。
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