(写真・神奈川新聞社)
横浜市港南区で集団登校の小学生の列に軽トラックが突っ込み、1年生の男児が死亡した事故で、県警は6日、自動車運転処罰法違反容疑で逮捕した男(87)=同市磯子区洋光台6丁目=を立ち会わせて実況見分を実施した。同容疑者が一方通行の市道を走行したことや、最終的な停車位置などを確認した。
捜査関係者によると、同容疑者は「子どもたちにぶつかった記憶はあるが、どのようにぶつかったかは覚えていない」などと話しており、県警は認知症や居眠りなどの可能性も視野に、慎重に捜査を進めている。
見分は午前8時45分から同9時5分ごろまで実施。現場付近を通行止めにして一帯をブルーシートで覆い、同容疑者に事故当時の状況を確認したとみられる。
紺色のジャンパーのフードで顔を隠すように警察車両から降りた同容疑者は、捜査員に囲まれながらおぼつかない足取りで車道を歩いていた。事故後初めて訪れた事故現場だが、犠牲者に手を合わせるなどの行動は見られなかったという。
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