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(写真・神奈川新聞社)

 

京急百貨店(横浜市港南区)と県立保健福祉大(横須賀市)の食育サークル「シーラボ☆」がコラボレーションした総菜が22日まで、同店地下1階のデイリーフーズマーケットで販売されている。地域密着店として、地元学生と連携を進める狙いで商品化した。

 

商品名は「はまぽーくとキャベツの甘辛ロール」。キャベツとニンジンを横浜のブランド豚肉で巻き、甘辛のたれに絡めて焼いた。ターゲットは、同売り場を多く訪れる60代前後。同サークルの木村江里さん(20)は「お肉も野菜も軟らかく、幅広い世代に食べやすい」とPRする。

 

共同開発のきっかけは、昨年6月の「県産品お弁当コンテスト」(横浜銀行主催)でサークルメンバーによるシーラボ☆Bチームが「京急百貨店賞」を受賞したこと。7月に商品化に向けた打ち合わせを始めた。

 

同店の食品部と販売促進担当や取引先が参加。受賞作品をアレンジし、より「売れる」商品を意識。「カラフルなソースをつくってはどうか」といった見た目を華やかにするアイデアなど、学生ならではの視点も多く出されたという。

 

「野菜とのバランスが良いお肉の商品が完成した」と同店食品MD統括部の武石和馬さん。16日の販売開始以来、評判は上々で19、21日に売り場に立った学生らも手応えを感じた様子。木村さんは「おいしいという声をもらえ、貴重な機会となった」と話していた。

 

1個320円。なくなり次第終了。

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