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(写真・神奈川新聞社)

 

天国の九さんに届け-。32年前の日航ジャンボ機墜落事故で亡くなった川崎市出身の歌手坂本九さん=当時(43)=を追悼するコンサート(川崎区主催)が12日、JR川崎駅東口の川崎ルフロンで開かれた。母校の市立川崎小学校(同区)の児童がヒット曲6曲を披露し、大先輩の33回忌を弔った。

 

九さんの命日に合わせて2005年から開かれており、同小4~6年生42人が出演。市消防音楽隊の演奏とともに、子どもたちは、「上を向いて歩こう」「見上げてごらん夜の星を」「涙くんさよなら」などを踊りながら合唱。多くの買い物客らが足を止めて聴いていた。

 

同小6年の男児(11)は「九さんが天国で気持ちよく過ごせるようにと練習した」と話し、児童らは6月から取り組み、夏休み中も10日間練習を重ねてきた。「ダンスも楽しく気持ちが明るくなる曲『明日があるさ』が好き」という6年の女児(11)は「一人でも多くの人に聴いてもらいたい」と夢中で歌っていた。

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