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(写真・神奈川新聞社)

 

日本穀物検定協会が発表した昨年度の米の食味ランキングで、最高ランクの特Aを獲得した平塚生まれの「はるみ」が、新米の収穫期を迎えた。平塚市内の水田では20日、黄金色の稲穂を刈るコンバインのエンジン音が響き渡っていた。

 

はるみは、全国農業協同組合連合会(JA全農)営農・技術センターが苦労を重ねて開発し、2014年に登録された。昨年度はランキング発表後、JA湘南大型農産物直売所「あさつゆ広場」では10日ほどで完売するなど知名度が急上昇した。ことしはJA湘南管内の米の種子注文量で6割を占めているという。

 

同市真田のJA湘南・普通作集団栽培組織協議会の市川亀雄会長(72)の水田では、ことしから160アール全てをはるみに切り替えた。市川さんは「食味は冷めてもおいしくもっちり。孫もおやつ代わりに食べてくれるくらい甘みもある。ことしも特Aが取れるくらい良いものができていてほしいですね」と期待していた。

 

29日には新米が、あさつゆ広場などで販売される予定。問い合わせは、同広場・電話0463(59)8304。

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