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(写真・神奈川新聞社)

 

ファンケル(横浜市中区)は3日、神奈川県の未病ブランドに認定された社員食堂「学べる健康レストラン」の内覧会を開いた。1食あたりの塩分を2グラム以下に抑え適正カロリー、脂質コントロール、野菜量120グラム以上などにこだわったメニューを提供、生活習慣の改善につなげる。将来的にはメニューを一般公開するほか、企業の社員食堂などにレストランを導入したい考えだ。

 

レストランは8月に、本社ビル1階にオープン。塩分は一般的な定食が1食6、7グラム程度なのに対し、ファンケルの「健康メニュー」は2グラム以下。年間でしょうゆ10リットルの減塩になるという。メニューは現在44種だが随時追加する。スマートフォンでの食生活診断や料理教室なども実施し、健康づくりを支援する。

 

未病ブランドは未病の改善や未病産業の創出に向け、優れた商品やサービスを認定する制度で、県はこれまでに9件を認定。内覧会に出席した黒岩祐治知事は「未病改善につながる食事習慣がつけば、健康寿命を延ばす大きな力になる」と期待し、ファンケルの島田和幸社長は「3食のうち、1食でも召し上がっていただければ健康が維持できるメニュー」と話した。

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