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(写真・神奈川新聞)

 

伊勢山皇大神宮(横浜市西区)で91個のちょうちんが完成し、27日に点灯式が行われた。2020年の創建150年記念事業の奉賛金のうち、一定以上の額を寄付した個人や企業、町内会の名が記されている。

 

設計・施工を担当した魚津社寺工務店(名古屋市)によると、ちょうちんは直径約40センチ、長さ約90センチ。ちょうちんを掲げる柱には、国産の吉野ヒノキを使用。屋根は銅板の「一文字葺(いちもんじぶ)き」で、形状は中央部が盛り上がり、両端が曲線を描く「唐破風(からはふ)」とした。制作には約2カ月を要したという。

 

関係者でおはらいを済ませ、午後4時すぎに一斉に点灯した。「厳かで非常に見栄えの良いものに仕上がった。お正月には多くの人に見てもらいたい」と池田正宏宮司(71)。奉賛金は現在も受け付けており、「20年までにちょうちん300個が目標」と話す。来年1月15日まで掲揚し、その後は節分などの行事の際に飾る予定という。

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