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(写真・神奈川新聞)

 

夜遅くに泣きながら母親を探していた4歳男児を保護したとして、相模原南署は24日、相模原市南区東林間の西嶋弘子さん(51)と長女万佑加さん(19)=大学1年=親子に感謝状を贈った。

 

同署によると、西嶋さん親子は4月8日午後10時35分ごろ、小型犬2匹との散歩中、男児と遭遇した。パジャマ姿にはだしで「怖い」「お母さんがいない」と不安がる様子に、万佑加さんが抱き上げて落ち着かせると同時に、自宅アパートを案内してもらった。しかし保護者が帰ってくる気配がないため、万佑加さんが現場で待機し、西嶋さんが交番に届け出た。

 

男児は引っ越してきたばかり。寝ている間に母親が食材を買いに出た留守に目覚めたとみられ、パニックになったらしい。連絡を受けた母親は翌午前0時ごろ、同署に駆け付けたという。

 

片山真署長は「深夜帯であり、交通事故や連れ去りなどの可能性もあった」と心のこもった行動に感謝。西嶋さんは「いろいろな事情を抱えているだろうが、お母さんの存在が一番。幸せに育ってほしい」と願っていた。

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