(写真・琉球新報社)
沖縄県石垣市への自衛隊配備問題で、市議会が配備を求める決議を与党議員の賛成多数で可決したことに抗議するデモ行進と市民集会(同実行委員会主催)が29日、石垣市内で行われた。市民約200人が参加し「市議会の横暴だ」と怒りの声を上げ、集会では抗議決議を採択した。
参加者は市大川の大川公民館を出発し市役所前など市街地を通って約3キロを行進。「市議会の横暴は許さない」「市長、議会は市民の声を尊重せよ」などと叫び、市議会の決議を批判した。
その後、大川公民館で集会を開き、市平得大俣の配備候補地に近接する地区の住民らが意見を表明。「(決議に)心から怒っている」「部隊や配備場所を明記しない強引な決議文。平穏な生活を衰退させる配備計画を中止に追い込まないといけない」と訴えた。
決議では「現市議は自衛隊配備の是非を争点にして選ばれていない。議会の在り方に強い不信感と憤りを持つ」と指摘。「議論も不十分なまま数の力で強引に決議を可決した市議会に満身の怒りを持つ」と強く抗議した。
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