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(写真提供:石垣島天文台)

【石垣】国立石垣島天文台(宮地竹史所長)は16日午後7時すぎ、満月の光で現れた虹の撮影に成功した。天文台は「夜空が暗く空気が澄んだ条件が必要な珍しい現象」と説明。空の状態を監視する天文台のスカイモニターカメラが同7時6分から約15分、竹富島と小浜島の上空に大きな虹を写した。同8時50分ごろにもアーチ状の虹を撮影した。

 

「月虹(げっこう)」という現象で、月の光が大気中の水滴で屈折し虹となって見える。実際の肉眼では辺りは暗く、虹の姿は薄く白い。写真はカメラの露出を上げて撮影された。

 

天文台は「町の光が明るいと反射して見えない。八重山だからこその現象。月虹は幸せを招くといわれる。東日本大震災の翌年にも見られた。熊本や岩手などの被災地が早く復興して早く幸せが訪れてほしい」と願った。

 

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