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(写真・琉球新報社)

 

沖縄の産業まつりで21日に開催された第19回商工会特産品フェアありんくりん市の特産品コンテストで、本部町の農業生産法人アセローラフレッシュ(並里哲子代表)が出品した「アセローラフローズンゼリー」が県知事賞に輝いた。

 

フローズンゼリーは美容と健康に良い県産アセロラ果汁をふんだんに使用。冷蔵ではプルッとした舌触りのゼリー、冷凍ではシャキッとしたフローズンのような歯触りの2通りの食感が楽しめるのが特徴だ。

 

同社の「アセローラフローズン」は、2015年に「第6回ニッポン全国ご当地おやつランキング」でグランプリを獲得したが、フローズン製品のため出荷できなかった。本部町の店舗で販売のみしていたが、観光客から「お土産で家族にも食べさせたい」との要望が相次ぎ、商品化を決意。冷凍と冷蔵で変わる独特の食感を出すために研究を重ね、今春にフローズンゼリーを開発した。

 

ゼリー1個で1日分のビタミンCが摂取でき、ポリフェノールも多く含む。保存料や防腐剤は使用せず、原材料に抗酸化作用があるリンゴ醸造酢を使用して、真空パックで熱処理を加えるため、賞味期限は常温で180日間と長い。

 

1箱に140グラムのゼリー3個入り、通常価格は1200円(税込み)になる。並里代表は「小さなアセロラの実で本部町に大きな産業を育てたい。今後は県外にも商品を売り出したい」と話した。

 

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