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共同開発した「犬用紅いもタルト風ビスケ」を発表する(左から)オム・ファムの中村毅社長と御菓子御殿の澤岻英樹社長=6日、那覇市のオキナワビアンコ(写真・琉球新報社)

 

ペットショップ「PET BOX」を展開するオム・ファム(北谷町、中村毅社長)と御菓子御殿(読谷村、澤岻英樹社長)は6日、共同開発したペット用の新商品「犬用紅いもタルト風ビスケ」を発表した。

 

沖縄土産の定番となった「紅いもタルト」のブランドを、愛犬のおやつとして商品化した。紅いもタルトの形状を模した小粒のビスケットで、鮮やかな紫色を出すため紅イモの品種「沖夢紫」の粉末を使うなど2年をかけて開発した。紅イモやサトウキビパウダーなど県産素材を使用したペット用品はほとんどなく「ペットへのお土産」という新市場の開拓を狙う。

 

那覇市のオキナワビアンコで会見した中村社長は「おいしいおやつを家族の一員であるペットに食べさせたいという思いで企画を温めてきた。ブランド力を持つ県内メーカーとのコラボで、県産品の市場開拓につなげたい」と述べた。

 

10日からペットボックスグループや御菓子御殿直営店、那覇空港、コンビニで販売する。ペット関連の卸問屋を通じて全国にも販路拡大を図っていく。

 

チキンパウダーを配合して犬用に味を調整し、アレルギー対策のため小麦粉ではなく国産米粉を使用した。澤岻社長は「着色料や保存料は使わず、ペットにも安心安全なお菓子を提供する」と述べた。

 

価格は1袋(30グラム)260円(税別)。3袋入りの土産用ケースが788円(同)。

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