ウブドから車で約20分。
バドゥン半島の断崖絶壁にあるウルワツ寺院は、11世紀頃にバリ宗教法をもたらす目的でバリ島を訪れた高僧が祈りの場としたことで有名なヒンドゥー教の三大寺院のひとつ。
で、絶好のサンセットスポット。
寺院に行くには、丘の途中にある入口まで車で上った後に入場料60000ルピア(約600円)を払い、正装とみなされる腰紐を結んで、果てしなく続く石の階段を歩いて境内に向かうわけ。
緑に囲まれた石段を上りながら、苦し紛れに「何だか心が洗われるわね~」なんてカメラマンに話かけると、「み、み、みやびさん!後光が差してます…」と声を震わせた。
「うわッ、ホントだ!パワースポットでパワーをもらっちゃったかも?!」
なんて調子づきながら、絶景をバックに寺院の前で石像を真似たポーズをとるワタシ(笑)。
「きゃ~ッ、やめて~!」
「コラッ、返せ~!」
そんな騒動を起こしていたのは境内に生息するサルたちだったの。
でもね、よーく周囲を観察すると、境内の近くにサル使いがいて、どうやらこのサルたちを操っているみたいなの。
観光客から帽子やサングラスを盗ませてそのサル使いところに持っていくとサルにはエサが与えられて、サル使いは観光客から取り返したお礼に1000円ほど貰ってるのよ。
とにかく、ウルワツ寺院に行くときにはサルに注意してね!
寺院や絶景スポットに興味ない人でも、
この丘で行われるケチャファイヤーダンスなら興味があるかしらん?
そのついでにでも行ってみると…
ふふッ、盗賊と化したサルにも遭遇して旅の思い出になるかもよ(苦笑)。
ワタシたちはサル騒動から逃れようと寺院からのサンセットを諦めて、早々に崖沿いにある遊歩道を下ってケチャダンス会場へ向かったの。
だって、日没から始まるケチャファイヤーダンスもバリ島に来たなら見逃せないもんね。夕暮れ時のウルワツ寺院は絶景でしたよ。
『Pura Uluwatu』
※ウルワツ寺院とケチャファイヤーダンス鑑賞がセットになった
ツアーのお申込みは『バリ王』(http://www.bali-oh.com)まで
撮影:高田崇平