Summer Pop祭り2011 潜入レポ!
夏といえば、SUMMERSONICにFUJIROCK FESTIVALにと音楽ファンにはたまらないイベントが盛りだくさんのシーズン。そのなかでも今夏一番、女のコたちのハートを鷲掴みにした祭りが開催されました!
どんな祭り?先月22日に東京・西麻布にある『a-life』で開かれたSummer Pop祭り!出演は、ロサンゼルスで結成され、昨年帰国後、東京をベースに勢力的に活動を続けるHINOTAMA。Uto Shiroma と Miz Fukuda からなるイケメン男性デュオ。それから、こちらのサイトにもすでに登場経験済みの、元イーストウエスト・ボーイズからイーストウエストを経てソロアーティストとしてスタートを切ったKidd Robin。そして、今回の目玉!?11月9日に、ソロアルバムを発売するバックストリート・ボーイズのHowie Dと豪華3点盛り!“祭り”のタイトルのごとく、ポップアイドルファンにはたまらない、ワッショイワッショイなラインナップで行われたのでした!
ということで早速、今回はロミヒーの特派記者として活躍中のヒューくんに潜入取材を依頼!レポートが届いたのでご紹介します!
★先月22日に東京・西麻布にある『a-life』で開かれたSummer Pop祭り。会場ではなぜかこの日のゲストではない、ジャスティン・ビーバーグッズが売られていた(笑)。ブースが出ているところ、なんだか夏祭りって感じ!
司会は、Fm yokohamaで毎週土曜深夜1:00~3:00放送中の人気番組、「Radio HITS Radio」を担当している、DJスヌーピーこと、今泉圭姫子さんだ。
長髪をなびかせ、颯爽と進行する今泉さん。この日は3組のアーティストが登場。その1番バッターが、男性デュオのHINOTAMAだ。
ロサンゼルスで結成、活動後、昨年帰国して今年2月にシングル『I Believe』でデビューしたばかり。
舞台袖でマイクを握り、緊張に表情をこわばらせているボーカルのUtoさんが超カワイイ~。イントロが流れると、元気にステージに飛び出していった。ビックリだったのは、身長の半分ほどの高さまで、ジャンプしてみせたこと。すっごい運動神経!伸びのある魅力的な声を披露し、格好よく1曲目を終了。今泉さんいわく、
「HINOTAMAって『ドラゴンボール』に出てくるファイヤーボールのこと?」
「いえ、胸から湧き上がる、燃える魂のバーニング・ソウルのことです!」
「ほんと、初めて知ったわ~」
ツーカーの仲の3人。それもそのはず、今泉さんは何とミュージシャンの聖地、ビートルズもレコーディングをしたロンドンの『アビーロードスタジオ』で彼らのレコーディングに立ち会って来たのだそう。うらやましすぎる!
2曲を歌ってHINOTAMAがステージを降りると、次に登場を控えていた、2番バッターのアーティスト、元イーストウエスト・ボーイズの“ベン”ことKidd RobinがUtoと舞台袖で硬いハグ。なぜ!?もしかしてこの2人、禁断の関係……とか疑っている間に、Kiddが登場。いきなり激しくダンスを披露しはじめた。
迫力あるダンスにただただ圧倒。そして、高い声が何ともセクシー! ムーンウォークみたいなダンスも見せてくれる。ずっと歌いながら踊りっぱなしだ。
ステージから客席最前列に飛び降りると、黄色い歓声が。1曲目が終わり、すごい肩パッドの入った黒いジャケット(お母様の手作りとか?)を脱ぎ捨て、白のブラウス姿になると、再びキャー!と客席から悲鳴が上がった。カメラを向けられると、はにかむ笑顔がとってもキュート。投げキッスもでるファンサービスぶりだ。
歌い終えると、真っ白だった顔が真っ赤に。そこへ登場してきたのは、さっきまで歌っていたHINOTAMAの2人。KiddとUtoは、またもやしっかとハグ。目下、レコーディング中のKidd。なんと、Utoの曲にKiddが詞をつけ、『Under a Starry Sky』という曲を共作したという。な~んだそういう関係なのね~(笑)。Utoいわく、出身地の沖縄北部は、満点の星が見える。それを見て作曲し、温めておいた曲だとKiddに伝えると、
「僕はロサンゼルスの東の、パームスプリングスに住んでいるんだけど、曇ったロスでは見えない星がパームスプリングスでは輝いてるんだ。愛犬のダルメシアンのオスのアイコとラナイに出て、アイコが僕にあごを乗せて一緒に寝ていると、歌詞が浮かんできて一気に書き上げたよ」
しっとりと、バラード『Under a Starry Sky』を披露してくれました。
そして、いよいよHowie Dの登場だ。この日はなんと、Howieの38歳の誕生日。今泉さんは、事前に観客と「ハッピー・バースデー」を小声で予行演習。
Howieが登壇すると、会場は割れんばかりの歓声に包まれた。グレーのタキシード風ジャケットに、インナーはグレーのVネックシャツ。黒のパンツ姿は、ダンディーな装い。
いきなり披露したのは、ソロデビューシングルの『100』だ。ノリノリな曲調に、Howieもクラブみたいにジャンプして自分の曲を楽しんでいる。タオルを振り回し、本当に嬉しそう。聞いているこっちも自然と体が動いちゃう。これは名曲かも!
曲が終わると、
「どうだい、この熱気! 本当に日本に戻って来られて嬉しいです。日本のファンと自分の誕生日を一緒に祝えるなんで、ホントに嬉しい。このまま何度でも『100』をパフォーマンスしていたいよ。大切な瞬間になったよ」
ニューキッズ・オン・ザ・ブロックとの全米・カナダツアーを終え、オフ明けで来日したというHowie。8月24日の配信を前に、超ラッキーなことに、この会場に来ていたファンだけが聞けちゃったというわけ。『100』はダウンロードしたいと思う、良い曲だった。
11月9日には、ソロアルバムをリリース。『100』に続いて、
「もしかしたらセカンド・シングルになるかもしれない曲です」
そう紹介して、当初はレコーディングされた曲を聞くだけだったはずの『ライ・トゥ・ミー』が会場にかかると、Howieが一緒にサプライズで歌い始めた! エアギターまではじめて、本当に気分が良いみたい。大きな会場で聞くと、とってもロマンチックなこの曲。
スタッフから会場を撮っていたムービーカメラを受け取ると、客席を撮りはじめた。最後には、自分の顔を大写しで撮るハシャギぶりだ。こんな小さい空間で、こんな間近で歌ったことなんかなかったから、本当に心から喜んでいるみたい。会場にウインクして、ファンを楽しませている。
最後の3曲目も、聞くだけだったはずの曲『ピュア』。Howieいわく、
「この曲は、前にバックストリート・ボーイズのアルバム用にニックと一緒に作った曲だったんだ。僕も気に入っていて、誇りを持って書いた曲だったんだけど、前のアルバムには入らなかった。それでソロデビューすることになって、いい曲だと思っていたからニックを入れていいか聞いたらもちろん、100%OKだと。メンバー同士、仲間で信頼し合って仕事をしていけるのは幸せなことだよ」
Howieが大のお気に入りなだけあって、『ピュア』はHowieらしさ全開の曲。これも、一緒に口ずさんでいた。手で胸を叩き、会場を指差す左の薬指には結婚指輪が輝いている。
ここで、Howieからのサプライズが。会場の1人のお客さんのために、自分の写真に名前を入れてプレゼント。選ばれた鈴木嬢は、わなわな震えながら登壇。Howieに硬くハグされ、キスされると、ビックリするくらいの笑顔で喜んでいた。
今度は、観客からHowieにサプライズ。あらかじめ選ばれていたキャンドル係が登場。Howieの顔が入ったケーキが登場すると、会場は一気に盛り上がった。
キャンドル係がロウソクと花火に火をつけ、ハッピー・バースデーを全員で合唱。Howieが勢いよく炎を吹き消すと、観客が手にしたクラッカーを次々にパンパーンとはじけさせた。
Howieも、この日最高の笑顔を見せてくれた。サーブ係の女性からケーキをフォークで食べさせてもらうと、今度は観客が最高に盛り上がった。
「日本で誕生日を迎えられて、本当に最高! みんなのために、『100』のキスを贈りたいよ。 日本に来るのが本当に楽しみだった。日本食が大好きだから、思う存分食べたい」と挨拶。
「みんなは、本当に僕のファミリーです」と英語で言った後、日本語で「愛してます」と口にして、祭りは無事、お開きとなりました★
【取材/ヒュー佐藤(女性自身)】
【Photo by Yuki Kuroyanagi】
【アルバム】
『The HINOTAMA』
ファースト・ミニ・アルバム
発売中