井上真央が選んだNHK朝ドラ『おひさま』名言5

10月1日で最終回を迎えた“NHK朝ドラ”『おひさま』。ヒロインを演じた井上真央が選んだ、“心に残る名台詞”を一挙公開します!

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「おひさまはね、誰の力も借りないで自分の力で輝いているでしょ?だからね陽子、どんな辛いことがあっても笑うの。笑うのを忘れないで」

 

命が長くないと知った母・紘子(原田知世)が幼い陽子(八木優希)に残した言葉。“陽子の陽の字は太陽の陽”と語る母の願いのままに、陽子は苦難の時代を笑顔で生き抜いていく。(第1回放送)

「母の残してくれた言葉でいちばん印象に残っています。陽子の原点とも言える台詞で『どんなときも笑顔を忘れない。笑顔になるために一生懸命生きなければ』と教えてくれます」(井上真央・以下同)

 

 

 

「どんなによかれと思っても、人の運命を変えるかもしれないことを勝手にしてはいけないと思う」

 

「自分の運命をもし変えるつもりなら、それは自分の力じゃなきゃいけない」と続く育子(満島ひかり)の言葉。兄・春樹(田中圭)と親友の真知子(マイコ)が相思相愛であることを2人に伝えるべきでは、と相談した陽子に育子はこう諭す。それを聞き陽子も頷いた。(第24回放送)

「運命を受け入れてくタイプの陽子とは逆に、運命を切り開くタイプの親友の育子らしい言葉。素直に頷けるし、とても説得力のある言葉なので好きですね」

 

 

 

「我慢っていうのはね、できるかできないかじゃないの。我慢はするかしないか、それだけなの」

 

現代の陽子(若尾文子)の話を聞いた房子(斉藤由貴)が「でも……私、我慢できるかなぁ。結婚した次の日に、旦那さんが戦争に行っちゃうなんて……」と言ったあと、陽子が言った台詞。戦争時代を生き抜いた女性たちの苦悩と強さを知った房子は、陽子の話に耳を傾けていく。(第60回放送)

「辛い時代を生きた人ならではの重みのある台詞です。当たり前にある物や出来ることにもっと感謝しなければと思いました」

 

 

 

「あんたは私の娘だ。絶対大丈夫、わかるね」

 

結婚翌日に夫・和成(高良健吾)は戦地へと行ってしまい、陽子は義父母と暮らしていた。そんななか、東京にいる親友・育子が入院したと知り、陽子は上京を決意する。義母・徳子(樋口可奈子)は「そんな危険な場所に行かせる親がどこにいるだいね? あんたまで……」と反対していたものの、最後にはこう言って陽子を信じて送り出した。(第71回放送)

「お義母さんが、陽子をお嫁さんではなく、娘として大きな愛で包んでくれた言葉。とても印象に残っています」

 

 

 

「忘れずに幸せになりたいよね」

 

戦争が終わり、娘の日向子を寝かしていた陽子はふと不安な気持ちになる。「辛かったときのことを忘れたい。でも忘れていいのかな。亡くなった春樹兄さんや色んな人のこと……。明るくしていると急に後ろめたくなる」と呟く陽子を、和成のこの言葉が安心させた。(第110回放送)

「辛いことも悲しいことも決して忘れず、でも幸せになることも忘れてはいけないという和さんの台詞。今の私たちや苦しい思いをした人たちに優しく響く言葉です」

 

 

 

大ヒットの裏には、作品を彩った数々の言葉があった――。

 

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