【動画30】アルツハイマー病の母の誕生日1年後
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母にとっては、自分の誕生日よりも秋のお彼岸の方が、大切な行事だ。
しかし、自らの金欠でお布施が払えない、と、遂にお坊さんが、我が家に来ないお彼岸となった。
母にとっては、初めての経験だ。それも母は、自分でお寺に電話をかけ、お坊さんの来訪を断ったのである。
認知症の母には、母なりに日常生活の中で<乗り越えなければならない>課題が、与えられるのだ、とつくづく思う。
そんな中、母の80歳の誕生日が、巡ってきた。
今年は、孫のこっちゃんが、学校行事で秋のキャンプに泊まりがけで出かけてしまい、母と私だけの淋しい誕生日となった。
でも、よくよく考えてみれば、去年の母の誕生日を覚えている私が、勝手に<淋しい>と感じている訳で、去年の記憶が、全くなくなった母にとっては、「へ〜え、ふーん。」という状況だ。
ああ、これぞ、リアル・タイムに生きる、ということではないか。
そして、そんな母から私は、活力を与えてもらっていることに気づくのである。
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